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2000/11/16 23:53
2年ほど前、新品で900万円程度のマシニングを購入したのですが、購入時からずっと、Zが不安定で困っています。通常、荒取りから仕上げになるにしたがって小径カッター高速回転になっていくと思うのですが、どんどん食い込んで行って、ひどいときは最高回転(8000rpm)で半日ぐらい運転していると、0.1mm位食い込みます。
使う1時間前位から暖機運転もしていますし、それを見越して工具をセッティングしているのですが、必ず0.1mmと言う訳でもないのでうまく行きません。メーカーに聞いた所「あまり大きな声では言えないが、どのマシニングセンターも0.05mm位は誤差が出るので、皆さんツールチェンジ毎に工具長を測っているようですよ。」と言う回答でしたので、それじゃマシニングの意味が無いと反論したところ、”安いので”とは言いませんでしたが、そうしてもらうしかないと言うことでした。V33や安田の機械はこんなことは当然ないですよね。やっぱり安物だから仕方がないのでしょうか。何か良い対処方法があればアドバイスよろしくお願いします。
はじめまして、Z軸に関しての問題点は、各社同様な悩みを持ってます
。メーカーとしても、温度変化による、コラムの変形、伸び等をどうにか
少なく抑えるための、構造の強化、熱変位を最小にするべく、ガラス
スケールの取り付け、その他にも多くの対策を致しております。しかしな
がら、どのメーカーでも絶対とはいえないのが、現状です。御社が言われ
ているメーカーの安田にしても、多少なりともおきてはいるのです。
最終の仕上げ方ですが、機械を止めず連続で加工することが、熱変位を
最小にします。時間の経過を長くおきますと、必ず段差も出ます。我々、
中小企業も投資額には限界があり、限度があります。その中で、良い製品
を造っていく事が、中小の宿命です。皆で協力しあって、Z軸対策を考え
ましょう。また、社内工場の温度管理でも、ずいぶん変わります。例えば
冷暖房中、天井部分と、床の部分では、大きな温度差がでており、当社では
天井に大きな、スピコン付きの扇風機をつけてます。これでも、多少は
良くなるます。
ありがとうございます。みなさんがこの問題では悩んでいる事が分かっただけでもほっとしています。
0002/11/30 00:00
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やはり、工程毎に基準出しをするのがベストかと、そのせいもあってうちではMCではなはくNCフライスにしてます。どうせ人が付くなら同じですから。
MCならタッチセンサーを使って工具長補正のセットをプログラムに組み込むのがいいです。
私の会社でも・・z方向の加工で0.03以上の交差のものは、初めはM00停止で毎回・・測定を入れてマイクロなどで測定して誤差を補正しておりましたが
あまりに人手が掛かるのでタッチセンサーを使い自動測定を使って補正するようにしております。
多少マクロの経験が必要ですがこれを発展させれば、機械の稼働率を飛躍的に向上させれると思います。
私の会社でも・・z方向の加工で0.03以上の交差のものは、初めはM00停止で毎回・・測定を入れてマイクロなどで測定して誤差を補正しておりましたが
あまりに人手が掛かるのでタッチセンサーを使い自動測定を使って補正するようにしております。
多少マクロの経験が必要ですがこれを発展させれば、機械の稼働率を飛躍的に向上させれると思います。
熱伸びに関連するならば、加工前に随時工具長を加工回転数で測定し、そのまま加工する方法もあリます。機械熱変位のを工具長さに反映できる機上測定器があります。機上測定を正確に行えば仕上がり精度も機械の性能の考慮したものとなります。JIMTOF2002でほとんどの工作機械メーカが出展機に取り付けていたと思います。非接触式センサに関してもう少し調べてみてはいかがですか。色々なメーカが製品を出してきています。
追伸:弾性変形を利用したツーリングを使われると熱を持つと把握力が落ちてエンドミルが食い込むスパイラル現象が起きます。精密加工にはMSTコーポレーションの物をお奨めします.
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