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2000/09/13 16:43
いわゆるヤング率(縦弾性係数)の大きい材料って言うと何が有るでしょうか?
只今実験中の装置で、SS400のFB32*75を縦刃に使って見たら片持ち梁で25ミリも撓んでしまいました(荷重1500kgにて)。せめて10ミリ位に抑えたいのですが、良い材料をご存知の方いらっしゃいましたら教えて下さい。
SSに浸炭処理出来る事が初めて判りました。SCMは440材を在庫していますので早速処理して実験してみます。
と言う事について補足ですが、SSは浸炭処理より浸炭チッカ処理の方が硬度が高くなります。
また、SCM440はS45C相当の炭素(0.4%前後)を含んでおり一般的には浸炭熱処理よりも調質(焼き入れ)して使用します。内部硬度を低くしたい(靱性をもたせたい)のならSCM415(炭素0.15%前後)をお奨めします。
まあ、コストや在庫の関係もあるでしょうし・・・・どちらにしてもテストしてから、ですもんね・・・・参考までに・・・
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ヤング率でいけば断然超硬です。通常のハイスでも焼きの入った硬い状態で27,000kgf/mm2程度ですが、超硬であれば、60,000kgf/mm2程度あります。より割れにくい超硬(ハイスには劣りますが)でも45,000kgf/mm2位あります。
あとハガネにセラミックス粒子の入ったフェロチック、フェロチタニットというものもあり、これは30,000kgf/mm2程度だったと思います。
どのような用途か分かりませんが、ヤング率だけから見れば以上のようです。参考になれば、、、
有り難う御座います。フェロチック/フェロチタニットに対する知識が皆無なので、材料屋さんに早速教えてもらいますね。用途は、ある種の揚荷装置のガイド部分として用いますので危険率も相当見なければならない個所です。
丁寧に教えて頂きまして有り難う御座いました。
0002/11/30 00:00
毎度。この質問に対して当方が趣旨を勘違いしている可能性がありますが、ヤング率という点だけで考えるのであれば、高速度工具鋼・超硬合金が上げられます。特に超硬合金であればヤング率は高いですが、突発的に折れることも有ります。
後は、SCM材に浸炭・窒化処理をする手も有ります。
勘違いしていたらすいません。
有り難う御座います。超硬はコスト的に手が出せないので残念ながら見送りですが、工具鋼は材料としても入手し易いので一度試作機に搭載して試してみます。少々のリスクは当たり前ですので、今後とも色々教えて下さい。宜しくお願いします。
0002/11/30 00:00
具体的に、ヤング率(縦弾性係数)の大きい材料は私はわかりません。
ただ、硬くなれば自重による”ダレ”もなくなるのでは??と思います。
硬ければ硬いほど”ダレ”はなくなるでしょうが、今度は負荷がかかったときに折れる危険がでてくると思います。
そこで、SS材を(個人的には出来ればSCM415)を浸炭熱処理をしてみてはどうでしょうか?(SSは普通の浸炭ではあまり表面硬度が上がりません。SCM415にすれば、かなりの表面高硬度を得られます。)
これにより、内部は軟らかいまま(靱性をもったまま)表面を硬くすることで”ダレ”も少なくなると思います。
以上、勝手ながら思いを書きました。何かの参考になれば幸いです。
有り難う御座います。SSに浸炭処理出来る事が初めて判りました。SCMは440材を在庫していますので早速処理して実験してみます。大変助かりました。また宜しくお願いします。
0002/11/30 00:00
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