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窒化処理について教えてください
2001/09/30 03:45
米国にて自動車ボディの大物プレス量産をやております。
窒化処理につき教えていただきたいのですが宜しくお願いいたします。
1年ほど前に金型のブランクホルダー部に窒化処理を行いました。結果材料のかじり等が激減でき非常に良好でした。その後もう15万ショット以上この金型を使用しておりますが、そろそろ再窒化処理を行うべきなのかどうかで迷っております。
処理当時に比べ表面の色も薄くなってきておりますし、かたさはHrcで25程度です。材料はGM241です。
1.そもそも窒化処理とはメッキのように再処理再施行ができるものなのでしょうか (またはするものなのでしょうか)?
2.再処理で歪み等の心配はありませんか。
3.そもそも窒化処理は表面硬さを上げるのでしょか。
初心者的な質問で申し訳ありませんが宜しくお願いいたします。
回答 (3件中 1~3件目)
硬さがHrCで25とありますが、どのような測り方をされたのでしょうか?
窒化のような処理深さが比較的浅めの表面硬化では、ほんとうの
ロックウェルではプローブが硬化層を突き破ってしまい、単に母層の
硬度を計っている可能性があるので気をつけてください。
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再処理は可能です。再処理による硬化層の深化はあまりありません。
歪も無視出来るレベルです。窒化処理は表面改質技術の中でも処理温度が低く、Al、Cr、Mo等を含んだ合金鋼に使用され、その硬化層が耐磨耗性や耐熱性、耐食性の向上効果を発揮します。というわけで、窒化処理は表面硬度を上げる技術であるといえます。
1→鋼の表面に窒化化合物の硬化層を整形(通常焼入深さ0.1から0.2mm)
再加工できると思いますが、表面の磨耗が無ければ硬化層も残っていると思われます。
2→焼き入れには熱を伴いますのが、通常の焼き入れに比べれば、歪みは少ないと思います。(大きさ、形状にもよりますが多少は出ます。)
3→表面に窒化層を整形(SACM645(窒化鋼)を処理の場合ビッカース硬度900から1000Hv→HRCで67以上で他の焼き入れ方法に比べて最も硬く処理できます。)
お礼
0002/11/30 00:00
ありがとうございました。大変参考になりました。硬度が低いことから摩耗したことと判断しております。再処理を検討いたします。
お礼
0002/11/30 00:00
ありがとうございました。当社の硬度測定器では大変低い硬度を示しておりますので摩耗したのでは、と思っております。再施行を検討いたします。