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正しいアースの取り方を教えて下さい
2023/09/06 20:56
- アースの取り方が分からない方向けの解説です。アースは電気設備において重要な役割を果たすものです。A種、B種、C種、D種接地板の該当個所を要約すると、A種は高圧用、B種は高圧/低圧トランスの混触防止板用、C種は300V以上の回路用、D種は300V以下の回路用です。
- 従来はシーケンサやインバータのアースをC/D種接地1本だけで済ましていましたが、今回の案件では高圧受電盤にA種接地板と高圧/低圧トランス6600/440VのB種接地があります。さらに、シーケンサ盤とインバータ盤はそれぞれ440/110Vと440/220Vのトランスで受けており、盤設置場所にはC/D種のアースがありません。
- この場合、シーケンサアース、インバータアース、および盤筐体アースはそれぞれ別に接地する必要があります。また、低圧トランスの二次側のアースはB種接地となります。さらに、高圧受電盤にはデータロガー用のシーケンサがあり、このシーケンサアースは筐体に接続されています。
正しいアースの取り方を教えて下さい
2002/10/30 15:11
アースの取り方が分かりません
詳しい方解説をお願い致します
A種 10Ω以下 高圧用
B種 高圧/低圧トランスの混触防止板用
C種 10Ω以下 300V以上の回路用
D種 100Ω以下 300V以下の回路用
と電気設備技術基準の該当個所を要約すればこのように記載していますが
従来,シーケンサやインバータのアースをわざわざ
別々の接地棒の埋め込み工事などしなくて,まあ今まで問題が無いからと
C/D種接地1本だけで済ましてしまいました
今回,高圧受電盤の隣にシーケンサ盤とインバータ盤を据えました
そこで問題
高圧受電盤にはA種接地板があります,
また高圧/低圧トランス6600/440VのB種接地も有ります
シーケンサ盤は440/110V
インバータ盤は440/220V
のトランスで受けています
盤設置場所にはC/D種アースはありません
この条件でシーケンサアースとインバータアース及び盤筐体アースをそれぞれ別に接地しなければなりません
低圧トランスの二次側アースはどうでしょうか?
これはB種接地?
尚,高圧受電盤の中には,データロガー用のシーケンサが有りこのシーケンサアースは
単純に筐体に接続されています
この場合の正解を教えて下さい
質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。
トランスの一次側に供給される440Vには別途アースはついていませんか?
もしあればそれでとれると思いますが、なければユーザに頼んでC/Dどちらかのアース線を引っ張ってくるしかないと思います。
通常動力線と一緒に供給されるアース線は、おおもとでC種あるいはD種接地されているはずです。
こんな答えで良いでしょうか。
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その他の回答 (3件中 1~3件目)
こんばんは。
そのシーケンサのマニュアルはおかしいですね。
万が一の地絡保護の為に、必ず過電流保護デバイスの設置と供給電源の保護接地線の接続が保安上の基本要件のはずで、単独D種接地なんて供給保護接地線のインピーダンスが高い場合に限るはずです。
ノイズレスアースと保安接地をちょうどうまく兼ねられる良い条件を都合良く記載しているとしか考えられません。
例えばそのシーケンサ全体を強化絶縁か二重絶縁すれば、保安上は接地の必要性が全く無いのですから。
製造メーカーに文書で回答を求められたらいかがですか?
やっかいな事にはまってしまった気がします。
機器側の条件としてC種接地を用意してもらって一次回路(絶縁トランス)の過電流保護と接地を行なえば、トランスの2次側はフリーでも済んだと思います。
後は設備(導入)側の問題と切り分けられれば楽だったのでしょうね。
良く本安機器の場合だと、機器の認定条件から単独A種、D種の接地端子が多数なんてありましたけど、設備導入側(又は工事屋)の責任で処理してもらっていました。
メーカー側では勝手にユーザーの壁を壊したりして接地線の工事はできませんものね。
そうはいかないから困ってらっしゃるのでしょうけど、切り分けられれば簡単なのですが、、、。
お礼
2002/11/02 00:47
今晩は
何度も御回答いただき有り難うございます
>そのシーケンサのマニュアルはおかしいですね。
シーケンサのマニュアルをそのまま転記します
「GRは接地端子です。感電防止のため専用の接地線(2mm2以上の電線)でD種接地(第3種接地:接地抵抗100Ω以下)をして下さい
接地の距離は20m以内が適当です
接地線を他の機器と共用したり,建物の梁に接続したりすると逆効果となり,かえって悪影響を受けることがあります。」
と,このように記載されています
因みに日本電気工業会発行JEM-TR125遠方監視制御装置の設置基準では
接地種別 第3種接地
「遠制装置が2面以上の構成となる場合は,各盤のフレーム接地電位を極力同電位とすること
フレーム接地電位を極力同電位いするため,共通の接地母線にフレーム接地線を接続してから接地母線を接地極に接続すること」
と,あります
JEM規格に電子装置の接地規格が見当たらなかったのですが
一番近そうなのがこの規格
現状でとりあえずこの規格には準拠してますので実用上の問題は無いのですが
ただ単に客先が納得できる解答が用意できないだけです
PLCメーカはマニュアル通りに接地工事してくださいの一点張りですし..
こんばんは。
電技は良く知しらないのですが、参考までに。
ご存知だと思いますが、電技の解説「機械器具の鉄台及び外箱の接地」を読むと低圧機器の筐体接地について書かれています。
例として変圧器のB種接地とその負荷につながる機器の接地は、C又はD種接地(通常の区分け通り)が望ましいがB種接地の接地抵抗値との協調をはかりなるべく低いことがのぞましい。 との事。(結局、良くわかりませんでした)
ただ、筐体がしっかり電気的に連結されている場合は同一筐体とみなし一つのしっかりした接地をしないと、地絡した場合に貧弱な接地ラインに高い電圧や高電流が流れ込み、危険だと思います。
低圧トランスというのは440/220(110)のことですか?
もしその場合でしたら前述の解説に書かれているように2次側を浮かせば接地は不要です。(その部分だけですが)
お礼
2002/10/31 21:47
こんばんは
ご回答いただき有り難うございます
私も電技を何度読み返しているのですが納得のいける解答を見つけることが出来ませんでした
かと言ってシーケンサメーカのマニュアル通りにしようとすれば
「シーケンサアースは動力主回路と別のアース棒に単独でD種接地せよ」とあります
現実的に,これは不可能です
低圧トランスはシーケンサ盤,インバータ盤各々にあり,それぞれ440V受電です
つまり6600V->440/220V3φトランス->インバータ
6600V->440/110V1φトランス->シーケンサ
とりあえず良く分からないので以下の様にしております
440/220V3φの二次側S相を接地(筐体接地,高圧A種接地に接続)
440/110V1φの二次側はアースから浮いています
また,電磁シールド付きトランスでシールドは筐体アース
ノイズフィルタが付いており,そのアースは筐体アース
シーケンサアース(その他制御機器,計測機器も同じ)は筐体アース
最終的にこの方法で間違っていない事を証明できなければなりません
つまり顧客が納得しなければならないのです
シーケンサメーカは「マニュアル通りにアースを接続して下さい」としか言わないし...
JIS,や内線規定にもその様な規定は見つからないし(高圧盤で電子機器を使う時の規定)
補足
2002/10/31 22:01
書き間違いがありましたので訂正します
>つまり6600V->440/220V3φトランス->インバータ
> 6600V->440/110V1φトランス->シーケンサ
は
高圧トランス盤6600V/440V->インバータ盤440/220V3φトランス->インバータ
高圧トランス盤6600V/440V->シーケンサ盤440/110V1φトランス->シーケンサ
です
お礼
2002/10/30 17:40
早速ご回答いただきまして有り難うございます
少し説明が足りなかったので補足します
高圧受電盤は所謂列盤と言われるもので受電盤のアースや高圧トランス盤のアースは
全て銅バーで連結されています
つまり高圧のA種接地が一つのみと言う状況です
ここでこのA種接地の銅バーに接続しても良いのか?
という問題です
A種接地は高圧用と謳ってある以上ココには接続してはいけないのかな
とも思いますし,シーケンサ盤やインバータ盤も列盤仕様ですので
筐体は連結されています
したがって筐体アースはA種接地になってしまう
ただもし,シーケンサのアースはA種では絶対にダメでD種で無ければならないとしたら,
シーケンサ自体を中板から絶縁しなければならなくなってしまいます
と,いう状況で一体どうしたらよいのでしょうか?