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2021/12/04 11:42
内線規程でD種接地と、D種(ELB)接地は、共用してはならない
(2Ω以下は、共用可)とありますが。
動力盤側にMCBブレーカーを設置して
機械駐車制御盤に電源を供給するのですが、
機械駐車制御盤内(金属箱)にELBが設置されており
機械駐車制御盤内の接地は、金属箱もELB2次側も渡りをとっている状態です。
機械駐車制御盤のELB以降で漏電が発生した場合
ELBが落ちますが、
ELBの1次側(制御盤内)でケーブルが傷などで
制御盤(金属箱)に漏電した場合は、保護できていないことになります。
この場合は、機械駐車制御盤に
D種接地(金属箱)とD種(ELB)の2本接地線を配線する必要がありますでしょうか。
(機械駐車メーカーの仕様書では、D種接地としか記載が無く
接地線を接続する箇所は、1か所しかありません、現地で制御盤(金属箱)の接地を分けてあげる必要がでます)
それとも、制御盤内での1次側ケーブルに関しては、気にせず
金属箱含めてELB回路と考えてもいいものでしょうか。
宜しくお願いします。
内線規程 1350-13は、
機械駐車制御盤から、複数の負荷機器(モーターなど)の回路が分岐されている場合であって、a) ELBを経由する回路と、b) 経由しない回路があるときに、a)回路の接地極とb)の回路の接地極を共有してはいけないと言っていると思います。
制御盤の入口のブレーカーがELBであれば、負荷機器はすべてELBで保護される回路なので、接地極の共用の心配はありません。
ご指摘の通り制御盤の金属箱は、ELBで保護されていると言い切れない漏電のモードがありますが、その場合も含めて金属箱の電位上昇を抑えるのがD種接地の役割なので、考えすぎない方が宜しいのではありませんか。
https://jeea.or.jp/course/contents/06301/
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お礼
2021/12/04 15:22
ご回答ありがとうございました。
「そもそも金属箱の電位上昇を抑える目的でのD種接地」
納得いきました。
複雑に考えすぎて本来の意味を見失っておりました。