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低温窒化処理とは?効果的な材料は何ですか?
2023/10/12 21:42
- 低温窒化処理は、シャフトなどの部品の表面硬化を目指す技術です。
- 通常の焼入れよりも低温で行われるため、部品の変形やクラックのリスクが低くなります。
- 最適な材料はクロムモリブデン鋼やツール鋼など、窒素をよく吸収する材料です。
低温窒化処理について
2002/10/07 12:11
長さ200、径φ10のシャフトに焼入れしたい。
(ベアリングの摩耗対策目的で、HV700くらい欲しい)
現在、SUS44OC+高周波焼入れしているが、
より安い方法を探るうち、低温窒化処理というのを聞きました。
低温窒化処理の概要、およびこの処理に最適な材料を御教授下さい。
回答 (1件中 1~1件目)
HV700位の要求ならば、S-C材やSUJ2等の安価な材料でも充分硬さが出るのに、敢えてSUS440Cを使っておられるのは耐摩耗性と同時に耐食性が要求される部品なのでしょうか? 低温窒化とおっしゃっているのはおそらく500℃以下で行う窒化処理のことだと思いますが、SUS440Cでも日本パーカライジングで行っているパルソナイトという低温窒化が可能です。通常SUS材に窒化処理を施すと、基地中のCrが窒化物の生成に使われてCrの濃度が低下し、耐食性が著しく低下すると言われていますが、メーカの説明によるとパルソナイト処理は表面窒化層の生成が少ないため、耐食性の低下が少ないとされています。もし耐食性の問題でSUS系の材料を使用しなければいけないならばフェライト系のSUS430のほうが窒化後の耐食性は良いと思います。
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