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SUS630への肉盛りメッキの施工方法について
2023/10/13 02:28
- SUS630めあい部の円筒面に厚さ0.5-0.6mmのメッキを施工したい
- クロムメッキでは均一にメッキが乗らず困っている
- メッキで肉盛りするための良い方法はあるか
SUS630への肉盛りメッキ
2002/02/20 16:39
はじめまして。
現在、SUS630はめあい部の円筒面に、肉盛を目的として
厚さ0.50.6mmのメッキを施工したいと考えております。
一度クロムメッキを施工したのですが、メッキが均一に乗らず、
困っております。
クロムメッキのみならず、何かメッキで肉盛りするいい方法は
ないものでしょうか? 御教授の程お願い致します。
回答 (4件中 1~4件目)
はじめまして。
SUS630材に関して余り詳しくないのですが、
硬質クロムを用いたいということを、硬度が必要と考えて、参考になればと思い記載します。
無電解ニッケル-リンめっきの皮膜は熱処理により硬度が900Hv程度になります。よって、無電解ニッケル-リンの厚付けを行い、熱処理(300350℃程度)を行うことで、膜厚が均一で硬度のある肉盛ができると思います。
ただ、0.5mmというのは、時間がかかりますので、値段も相当にかかると思います。
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めっきの場合、その有無をコントロールするにはマスキングになりますが、厚さの分布を制御するには電流分布になります。肉盛りの場合、目的領域の周囲はなだらかに膜厚が減少しているでしょうから、マスキングだけでは制御し切れません。よって補助陽極や補助陰極を併用していますが、これでも完全にはできないので、めっき後に研磨などの加工が必須です。
ここまでの厚さを得るだけなら、めっきより溶射のほうが製膜速度が速く、手っ取り早いと思います。ただこれも、膜厚の制御と言う点では難しいと思いますが。
肉盛りにはスルファミン酸ニッケルの肉盛りがよいでしょう。
応力も少ないので最適です。金型に実績もあります。
固さはクロム程は固くありません。HV250位と考えてください。
以前、当社のアイテムにありました。需要が少ないので休止しております。
試作から始めれば問題はないでしょう。
ishikawasin@hikifune.com
硬質クロムの場合、0.5ですと均一には、
処理できません。
目標の仕上り公差以上のめっき厚を製品に
施工し、後は仕上り公差内に研磨にて
仕上るしか、めっきですと方法はありません。
以上、参考までに。