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2009/06/12 09:44
亜鉛ダイカストを鋳造後、ショットをあてめっきを行う製品があるのですが、めっき後の表面にふくれが発生し困っています。めっき業者さんは、素材のピンホール部にガスがたまり、熱膨張によりふくれになると言われます。
鋳造条件や方案変更等も行いましたが、改善しません・・・・
その中で、ふくれが発生する面がダイカスト金型でいう固定型側の方にばかり発生し、可動型側には発生しません。製品は厚み2mm程の薄肉の形状です。
なにか固定型側とめっきのふくれの因果関係がないかご存知の方がいらっしゃれば、参考にお聞かせ頂きたいです。お願いします。
亜鉛ダイキャスト品のメッキのふくれを改善するには、鋳肌の改善しか方法ありません。うまくオーバーフローをとってガスがよく抜けるように金型改善を行う必要があります。試行錯誤しかありません。鋳肌に湯ジワなどあったら論外です。鋳肌表面は緻密ですが。一皮むけばピンホールだらけですので、なるべく表面は取り去らないようにすべきです。軽くバフ仕上げ程度が良いと思います。
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原因として考えられるのは、
1.亜鉛ダイカストのチル層の下に気泡があり、それがアルカリ脱脂の
オーバーエッチングでフクレが発生する。
対策は、脱脂温度、電解脱脂温度、電流を下げると良くなる事があります。
2.めっき完成後に高温で乾燥すると、フクレが発生する。
対策は、乾燥温度を下げる。
試作品・不良品を送付していただければより明確になります。
ただし弊社のめっきはCu-Ni-Ni-Crです。
フクレは、金型内部にあるガスの排出能力が不足して、ガスが製品に取り込まれて発生すると考えられます。またフクレが固定側に多いのは、金型入れ子部の温度差によるものと思われます。
対策としては、チルベントの設置を推奨します。以下のHPのエアベントについてが参考になるかと思います。チルベント購入の際は亜鉛に使用することを申告してください。
温度差については固定可動の冷却等で調整するといくらかの差が現れると思いますが根本的解決ではありません。
ryoさんの、メッキ工程でフクレ発生を防止してくれることはありがたいことですが、ダイキャストに関係する人間としては素材製造の過程であるレベルのものを製造する責任を感じています。質問者へ、そのフクレは鋳造時にも確認できますか? メッキに回ってから発見されていますか?
2009/06/12 12:52
ご意見ありがとうございます。
技術の担当者と相談してみます。
返事遅くなりました。申し訳ありません。
フクレは鋳造時では確認できません。
めっき後にのみフクレが確認できます。また、困ったことに経時変化でフクレている箇所が大きくなったり、めっき後すぐにはフクレていなかったのに、暫く時間がたつとフクレが発生していることが確認されています。
また技術の担当に確認しましたが、フクレの対策の改善の中でエアベントをつけてトライしましたが、結果として変化がありませんでした。
現在試行錯誤中です・・・。
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お礼
2009/06/17 18:09
ご回答ありがとうございます。
早速ですが、ぜひふくれ現品を見ていただいてなんらかの見解を頂ければ助かります。