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2003/12/09 19:16
Φ285×600Lの丸棒表面にセラミック(WC-NiCr)Hv1000の溶射を施してあります。その溶射面をRa=0.2の面租度に研磨したいのですが、溶射の研磨経験がなく困っています。(ハードクロムメッキの研磨経験は豊富です)
そこで
1.砥石の種類(メーカ、型番、番手など)
2.研磨機の研磨条件(回転数、送りなど)
3.注意点
をなにとぞご教授頂けませんでしょうか。
宜しくお願い致します。
答え の1.2
セラミックス溶射と言うものの内容は超硬ですよね。したがって、砥粒はダイヤモンドを勧めます。
粒度の選択ですが、2段階で研削します。
1段階. SDC 170 N 100B
メーカーはシオンダイヤモンド工業(埼玉県、岩槻市)
(SDC 人造ダイヤ C コーティング処理:ニッケルメッキなど)
(粒度170番)(結合度N)(集中度100)(Bはレジンボンド)
回転数、 周速1500m/min 切込み適当20μ以内
送り 適当
2段階.SDC 600 N 75B
メーカーはシオンダイヤモンド工業(埼玉県、岩槻市)
回転数、 周速1100m1000m/min 切込み適当3μ以内
送り 適当
速度があわせられないときは、砥石を小さくするか、安いインバータを取り付ける(新品で15万から18万程度モーター出力によりますが)おすすめは、ぜひインバーターを取り付けること。
電気屋さんに頼めば、手数料は2万円程度でしてくれるはずです。
困ったら、めーるでも下さい。方法を教えます。
答え の3.注意点
基本的に、砥石の振れをとることが、最も重要です。立形ロータリドレッサを使い、『等速条件』を使用すれば確実に、上記の砥石がうまく使いこなせます。
この方法は、ハイスなどの硬い鋼の研削に使うCBN砥石にも大変有効です。0.2S(Ra0.05)も夢ではありません。
あと一つ、動バランスも重要です。0.2μm以内の振動値になるように、回転同期振動成分のアンバランスを、回転中に計測して、回転を止めてから、バランス修正します。方法は簡単です。
疑問の点は下記メールアドレスへ
ohta-inc@po.harenet.ne.jp
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お礼
2003/12/17 00:34
回答本当にありがとうございます。お礼が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。現在この溶射の研磨加工は外注していますが、近いうちには内製しようと考えております。また何か在りましたら連絡させて頂きます。そのときは何卒宜しくお願い致します。