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超硬ザグリカッターでの仕上げ面について
2023/10/13 05:26
- 超硬ザグリカッターを使用した気密部品のパッキン面の加工について、問題が発生しています。
- 加工条件を確認しましたが、切削面がウロコ上になり、凹凸と光沢のある円周状の切削跡が得られません。
- この問題がパッキンからの漏れにつながっており、改善の必要があります。改善案があればご指導ください。
超硬ザグリカッターでの仕上げ面について
2003/10/24 12:17
気密部品のパッキン面(円形状)に当たる部位の加工です。切削面がウロコ上になり、凹凸と光沢のある円周状の切削跡(筋目)が得られません。結果パッキンからの漏れにつながり苦慮しております。各加工条件は以下の通りです。
カッター径:φ31
カッター材質:超硬(2枚刃)
ワーク材質:ダイカスト品(ADC12)
切削油;水溶性(ネオクールBio)
マシン;#30のマシニングセンタ。
回転数;5,000rpm 送り速度;400mm/min 削り代;0.3mm
切削形状;外径φ30、内径φ24のリング形状
良い改善案があればご指導ください。
質問者が選んだベストアンサー
こんばんは
O(おー)リングの当たるシール面ですよね。
うちでもたまにやりますが、数が少ないのでハイスエンドミルの2枚刃の端面部中べこ部を平らにしたり、小径の場合はバニシングリーマの端面でつき加工する場合もあります。
エンドミルの場合、面粗さが悪いですが、ハンドラッパで切れ刃をホーニングすると綺麗になるはずです。バニシングの場合どうしても構成刃先が出来てむしれたようになりますが、刃先に切削液をつけて最後に0.03だけつぶすようにすると綺麗になると思います。
それと回転数ですが、一度回転数を激減させ(300500回転位)送りは1回転0.050.1でやってみてください。
この状態でもしビビリが発生する場合は最後に0.030.05位を一度に削る、またはつぶすような感じになるように主軸回転数をさらに落として刃物または材料がビビリ始める前に瞬時に逃がしてみてください。
#30でφ30の刃物はきついと思います。この場合は力ではなく上記のような技とタイミングで解決したほうがいいと思います。
水溶性の切削液の場合は濃度を濃くした方(1020%)がむしれ難くなると思います。
それでは
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その他の回答 (9件中 1~5件目)
小径カッターで円弧補間すればと思ったのですが「加工面を旋盤目」が希望のようですからダメですね。
その他の対策案
フラット面の鏡面仕上げ加工用ローラ・バニシングツールはどうでしょう?
http://www.sugino.com/products/db/yotoprod_b.asp?seq_no=142
お礼
2003/10/27 10:01
返答ありがとうございます。弊社でもスパロ-ルを検討したのですが、特注工具になりイニシャルコスト、ランニングコストが高価なため、量産には使用できないと判断した。ありがとうございます。
素人ですが、#30のMCでφ31のカッターを5000rpmで回転させるのは主軸剛性、または工具保持力の面からかなり厳しいものを感じます。
チップにはアルミ用の物を利用しているのでしょうか?
また、削り面をきれいにするならハイス工具がよいと聞きます。φ30のハイスエンドミルを突き出しを最小にすると同時に、振れが無いようにセットして試すのも方法かと思います。アルミですが切削条件は低めのほうが良いように感じます。
参考になれば幸いです。
お礼
2003/10/27 08:41
返答ありがとうございます。以前ハイス鋼も試したのですが、面がムシレうまくいきませんでした。再度、工具形状も含め工具の検証を行いたいと思います。
こんばんわ。
一度回転を落としてみたらどうですか?
超硬なので落としたくないですが、回転を低速で切削してみてください。
ビビリが発生しないため、良好になるかもしれません。
#30では大きい工具なので、回転を落とすことをお薦めします。
でわでわ
お礼
2003/10/27 08:38
返答ありがとうございます。早速、回転数の条件を落としトライしてみたいと思います。
いろいろテストしたが、上手くいかない・・・。
やはり、チャックは変更できない・・・。
それでは、以下の検討・確認をしてください。
1.加工数に伴って、ウロコ状現象の程度が軽く
なることはありませんか?その場合は、刃を
油砥石などで殺してみてください。
2.刃数変更テストをされていない場合は、奇数刃
または、4枚刃以上に変更してみてください。
3.その他
ダウンカットになっていますか?(失礼かな?)
フルバックのような刃具に変更できないでしょうか?
お礼
2003/10/24 18:13
返答ありがとうございます。検証の過程にて2の内容4枚刃から2枚刃に変更(ビビリ発生のため)後、1の内容を行いました。再度刃物の形状の検証を行おうと思います。ありがとうございました。
右刃右ねじれということは,直刃でなくポジになっています。ポジとはすくい角がプラスになっていることです。反対にネガはすくい角がマイナスのことを意味します。
チップ式の工具を使用されるなら、チップブレーカの形状、ホーニングの程度が問題になります。
切削音でびびっているのならネガを、構成刃先があるのならポジを勧めます。
また、ソリッドの工具に切り替えるのも検討内容に入ります。
お礼
2003/10/24 18:18
返答ありがとうございます。大変勉強になりました。弊社でも検証の課程で工具の形状は試していたのですが。再度工具の検証を行いたいと思います。ありがとうございました。
お礼
2003/10/27 08:46
返答ありがとうございます。現状、後工程の問題でク-ラントの濃度を濃くするのは困難と思われますが、最後の0.030.05の削りにてトライしてみたいと思います。ありがとうございました。