このQ&Aは役に立ちましたか?
2003/07/07 01:15
SCM材等の脆性材は降伏点が明確に現れないため0.2%の残留ひずみが残る応力をσ0.2として定めていると教科書にありますが、この0.2%ひずみとは2000μεを意味するのでしょうか?
そのとおりです。
降伏という現象は、炭素鋼にだけに起きるもので、このときの永久ひずみがほぼ0.002になることからこのような定義がされています。ほかの合金ではいわゆる弾塑性体で、降伏現象に相当する応力を規定すれば設計の際に便利なので、広く利用されています。
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
関連するQ&A
加工硬化とはどういう現象ですか?
私は、ヤング率が高まる現象を加工硬化だと思ってましたが、教科書を見ると、降伏応力が高まる現象と書いてありました。 鉄鋼やステンレス鋼を曲げ加工した際に、ヤング...
0.2%耐力の根拠について
降伏点の無い鋼材について、0.2%の永久ひずみが発生する力を耐力としますが、あれはなぜ0.2%なのでしょうか?なにか工学的な根拠があるのでしょうか?
温度低減係数について
SUS329J$Lの300度までの耐力を計算したいのですが 具体的には規格降伏点を常温での許容引張応力で割った値を温度低減係数として各温度の許容引張応力に掛けて...
引張(曲げ)強度から降伏応力は計算できますか?
今ある物性値から降伏応力を求めることができるか教えていただけますか。 今わかっている物性値は以下になります。 ・比重[-] ・粘度[cps] ・表面硬度[バコー...
浸炭焼入れについて
お世話になります。 分かる方いらしたらご教授願います。 とある文献の浸炭焼入れの説明のところで、 「焼入れ中に表層部と内部との相互作用によって生ずる圧縮残留応...
ベストアンサーを選ぶと質問が締切られます。
なおベストアンサーを選びなおすことはできません。
お礼
2003/07/08 00:06
ありがとうございました。
永久ひずみが0.002は結構大きいと思い質問しました。(鉄鋼の弾性域ではσ=4200kgf/cm^2)
いろいろ文献を調べましたが、コレといったものが見つからずモヤモヤしてましたが、スッキリしました。