クロムフリーとは？センセーショナルなタイトルを生成します

3価クロメート処理から3価クロムが溶け出すことは間違いないでしょう。しかし、これが6価クロムになることはほとんどありえません。
6価クロムは強力な酸化剤で、分解して3価クロムになります。これをさらに6価クロムに戻そうとすると、6価->3価へのエネルギーと同等のものが必要になります。クロムめっきの3価クロムを分析する際に、3価クロムを6価クロムに変換しますが、これには強力な酸化剤を使用します。自然環境にこのようなものはありません。
クロメート膜の耐食性は、この6価クロムの酸化力を利用したものであり、6価クロムを使用しない場合、クロムと似た性質を持つ、モリブデートなどが使用されていますが、これらの持つ酸化力はいずれにせよ有害なものになります。
3価クロメート処理がどの程度有効なのかは、今しばらく評価待ちでしょうが、クロムフリーの処理にしても、酸化力を持つ皮膜は耐食性があるが、今のところ規制対象になっていないが有害である。…と私は考えています。

お礼

2003/05/10 12:30

ありがとうございました。

質問者

　『三価クロメート処理』の場合は表面上に『三価クロム』が存在していますので、『三価クロム』が溶出すると思われます。そして、『三価クロム』の場合は不安定であるため、『６価クロム』になり得る事があるそうです。
　という事に伴って、『クロムフリー』の『クロメート処理』が開発されているのでしょう。
　『クロメート処理』は近い将来『クロムフリー』になると思われます。なぜなら、『自動車業界』においては２００５年で『６価クロムのクロメート処理の全廃』を掲げているからです。
　しかし、２００２年という期限から延期されたように開発状況によってはどうなるかはわかりませんが・・・。
　『三価クロムめっき』は金属の『クロム』として存在するため先行きは大丈夫であろうと思われます。

お礼

2003/05/07 08:40

ご回答ありがとうございます。
やはり、今の環境規制から考えるとクロムフリー
なんですかね

質問者

　最近、話題に取り上げられております『クロムフリー』とは『クロメート処理』における『６価クロム』を使用しないということであると思われます。『クロメート処理』の場合、消費者及び生活環境に対し、『６価クロム』を排出していまうので、健康及び環境に害を与えてしまうからです。そこで代替として、『３価クロメート処理』の研究開発が行なわれているのが現状であると思われます。しかし、品質性能上において、『６価クロム』の能力に対し、まだ、代替出来得るモノが開発されていないと思われます。
　クロムめっきの場合は、めっき工程において『６価クロム』を使用致しますが、工場外に出荷される場合は『クロム金属』として出荷されるので、問題は無いと思われます。しかし、クロムめっきにおいても『３価クロムめっき』の研究開発が盛んになりつつあるのが現状でしょう。
　『クロメート』にしろ『クロムめっき』にしろ『６価クロム』の恩恵がかなり高く、代替が開発されるまでには相当の期間が必要であると思われます。

お礼

2003/05/01 17:07

早速のご回答ありがとうございます。
三価クロムに代替したとしても溶出した三価クロムが六価クロムになり得ることはありませんか？なる可能性があれば三価クロムの代替も先行き不安ですよね

質問者