ＵＰＨ－２について知りたい！

確かに高い買い物ですから慎重に検討したほうが良いと思います。私も昨年の7月までＭＡ社でテストカットチームのリーダをしていたので機械の悪い所はあまり言いたくありませんが、現在はＭＡ社のワイヤカットを買って加工を行っていますので買う側の気持ちは分かっているつもりなのでＵＰＨの悪い所を揚げたいと思います。ワイヤボックスが狭いのでワイヤ径によっては長時間の加工にはやや不安がある、しかしワイヤ切断装置をオプションで付けられます。この場合余計なワイヤ切断装置をつけた為に起こる障害も増える事になります。切断装置にワイヤが絡んでの機械の停止など。これは短所ではないですがワイヤが横に走行しているのでオペレータは最初は感覚が掴み辛いです、ヘッド衝突の障害も確かに多いです。自動ワーク交換装置も3本仕様と16本仕様がありますが取り付けられるワイヤの量と加工時間から考えると16本仕様はあまり現実的ではないように思えます。プログラムに関しても心配なさっていましたが、プログラムは通常のワイヤのプログラムで問題ありません、回転後の座標系を別に持てば簡単です。コア処理装置もオプションでありますが、処理するコアに制限がありますので確認をした方が良いです。もう少し詳しい内容は弊社のホームページから質問して下さい。参考ＵＲＬに添付しますので。

加工液は油です、加工液が水のＵＨ－２もあります。加工物の最大板厚が６０ｍｍ程度だったと思います。超硬の加工や細線を使用する加工に適しています。微細ギアや細かなコーナ形状精度が必要なもの、微細な加工や細線ワイヤを使用しないのであれば、同じＭＡ社のパレットチェンジャー付きのワイヤの方が良いのではないでしょうか？
私はＭＡ社のワイヤ加工チームに昨年まで勤務していました。御社の加工内容などが分からないので、ＵＰＨ－２がお勧めなのか何とも言えません。加工内容どのようなものが多いのでしょうか？効率が良さそうという点は確かに良いと思います。コア処理を考えワイヤを横方向に走らせ、マグネットに着かない物の処理も可能にしていますし、ワークを取り付けるチャックは割り出し装置付きもオプションで付けられますので一度の段取りでワークを０度で加工しその後９０度回転させての加工なども可能です。ＭＡ社の加工センターを一度見学なさったら如何でしょうか？気軽な気持ちで見学できますよ。少しは参考になりましたでしょうか？