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ランナロックピンのバリの対策方法
2023/10/13 16:32
- アクリル樹脂成型で発生するバリが製品に付着し黒ずむ問題を解決する方法について
- ランナロックピンのバリで製品に黒い汚れがつく問題を解決する方法はないか
- バリをなくすか黒ずみをなくす方法を求めています
ランナロックピンのバリ
2004/10/19 12:47
流動性のよいアクリル系樹脂の成型においてリーマ穴とピンの隙間にPPでは発生しないバリが発生してしまい,ロックピン摺動によりバリが黒ずみそれが製品に付着して困っています。バリそのものは薄く問題ないのですが黒いものが製品につくことが問題となっています。
バリをなくすか,黒ずむことをなくしたいのですがよい方法は無いでしょうか?
回答 (2件中 1~2件目)
わたしの経験が参考になればと思うのですが、以前にレンズ成形をしていたときに同じような経験をしました。いずれもEPに廻り止めをつけることが前提です。 丸型EPへの対策は、EP型に組み込んだ状態でEP外形線上をボールエンドミルで削る方法です。焼き入れしてあるので削るというよりは磨く程度という表現かと思います。ようするにEPと型の合わせ部分にR状の溝をつける発想です。樹脂の流動方向をわずかに変える事で隙間に入りにくくなります。わたしの場合はヤスリで削りながらテストした結果で、見た目上で製品面に影響なく、バリがとまる深さと幅を決めてゆきました。
また、ロックピンの場合はリーマ穴の角だけを軽く叩いてやると当分はバリが発生しなくなります。この方法の弱点は、お呪い程度に叩くことが前提で金型の定期的オーバーホールを必要とします。
私の成形していたレンズは自動車内装用でR状の凹凸がデザインされていましたので出来たことかもしれません。的はずれかもしれませんが、参考になれば。
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こんにちは、状況が把握しにくいので勝手に要約すると
アクリル成形において、ランナーロック部のEPにバリが
発生していて、そこに黒いものが付着し、その黒いものが
成形品ストッカー(箱)等に積載されたときにペタペタと
製品部(外観部)に転写され不良になる。
以上の状況でよいのであれば、まずは黒いものの発生原因を
解明しなくてはなりませんね。
予測されるのは、EP穴からにじみ出ているコア内部(裏部)の
汚れた油(防錆剤)などが原因と思われます。一度、型を
分解し洗浄を行うと直ると思われます。
カジリが原因でバリや黒ずみ発生の時は、穴を大きくしEPを
サイズアップすることで解消されるはずです。
お礼
2004/10/20 09:43
回答ありがとうございます。
少し説明不足でした。まず油分はすでに取り除いてあり黒くなるのは隙間に入り込んだ樹脂がEP摺動によりこすれて発生します。この隙間にある黒いバリはドライな状態で存在しており,これがEPの隙間からほんの少し顔を出しそれが次の成形品にインサートされてしまうというものです。隙間を詰めればいいのですが,8個取で30型合計240穴もありワイヤーカットで精度よく穴をあけるというのも費用がかかりすぎてしまい困っています。
お礼
2004/11/08 08:50
丁寧な解説ありがとうございます。
早速試してみようと思います。