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2004/10/01 13:05
タングステンWの電気抵抗値は、理科年表を見ると、20度で 5.5 μオーム・cmになっています。今回はタングステン線ですので、線引きして繊維組織になっていますので、20度で 10から20 μオーム・cmに増大すると思います。ーこれは正解と思います。
次に、タングステン線に温度を掛けて、2,000度以上にすると、再結晶すると思います。この再結晶したタングステンの20度での抵抗が、 100 μオーム・cm以上だとタングステンメーカーが言うのです。これが理解出来ないのです。再結晶したのですから、繊維組織以下の抵抗値になると推定していました。
このタングステンメーカーの言う事は正しいのでしょうか?。宜しくご教授願います。
タングステンメーカーの一員です。
私はタングステン+α合金の専門なので、タングステンワイヤーの専門に聞いてみました。
「再結晶すれば5.5μΩcmに近づいていく」との見解で、水田さんのお考えと同じでした。
抵抗値が高い
・結晶粒界
・加工歪み(転位)
が、再結晶で減ることになりますので、専門外の私も抵抗率は減ると考えます。
今一度、その「タングステンメーカー」に御確認なさったほうがよいかと思います。
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両方とも正しいですね。
白熱ランプのタングステンフィラメントを考えてみますと、
・点灯開始時は抵抗率が小さい(5.5)なので突入電流という大きな電流が流れます。
・ジュール熱で温度が上昇すると抵抗率が高くなり電流は小さくなっていきます
・温度上昇=抵抗率上昇と電流低下がある点で交差する(飽和点?)で明るさが安定する。
・これはON-OFFを何回繰り返しても同じ現象、すなわちタングステンが再結晶されても、温度ー抵抗率のリニアな推移は変わらない、という事になります。
こういう答えで良いでしょうか?
2004/10/05 09:02
有り難うございます。尤もです。一応、タングステンメーカーの回答を待っています。
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お礼
2004/10/01 16:53
有り難うございます。私の説明不足も有るだろうと言う事で下記のメールを致しました。多分、両方とも正しいのでしょう。か?。
1.タンモリ工業会の資料ーリニアに近い右肩上りの抵抗:温度グラフ
その温度での抵抗値(繊維組織が再結晶していてもその温度ではその抵抗値)として正しい。
2.私達の要望
一度、2、000度以上で再結晶した物を、常温で使用したら理科年表の5.5μオーム・cm同等になるのも正しい。
と言う事ではないでしょうか?。
タングステンメーカーの回答を待っています。
やっと、「ReWメーカーが測定して、間違っていました、約5.5μΩ・cmが正しかったです。」との返事を頂きました。皆さんも有り難うございました。