このQ&Aは役に立ちましたか?
真空炉内の付着物の原因と対策
2023/10/13 18:41
- 真空炉内の付着物の原因となるマンガンとクロムの解析結果
- 付着物の主な成分はwt%でMn約5割、Cu約4割、Cr約1割
- 洗浄剤の成分調査が良い対策となる可能性があります
真空炉内の付着物
2004/08/24 11:42
オーステナイト系ステンレスの真空固溶化処理を
行っていますが、炉内にマンガンとクロムの付着物が
付き炉を傷める原因となり困っています。
何か良い対策はないでしょうか。
炉内の付着物を分析してもらったところ、wt%でMn約5割,Cu約4割,Cr約1割という結果でした。
MnとCuがどこからくるのか解せません。
洗浄剤の成分を調べた方がいいでしょうか。
回答 (2件中 1~2件目)
Mnはあまり関係がないと思います。SUS材の固溶化処理の場合、Crの緑色以外に、Niが炉内のカーボンの炉壁に付くと白色になります。朱色というのがどの様な状況か解りませんが、油脂分を持ち込めば炉壁に付着することは間違いありません。
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
加熱中はずっと真空加熱ですか? 固溶化温度で高真空加熱すると、Crが蒸発して炉内の壁面に緑色の付着物がつきます。一般的に窒素ガスを微量流しながら100Pa程度まで圧を上げて処理をする(圧力コントロールとかパーシャル加熱と言います)と改善されます。
お礼
2004/08/26 09:13
ご回答ありがとうございます。
早速取り組んでみます。
加熱中はずっと真空加熱しています。
MnについてもCrと同様蒸発するのでしょうか。
朱色の付着物なんですが、ステンについた油か
洗浄剤の成分にMnが含まれているとすれば
それが原因かなとも思ったものですから。
お礼
2004/08/27 08:16
ありがとうございます。
大変参考になりました。