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焼鈍時の窒素雰囲気での安全
2023/10/13 20:44
- 焼鈍時の窒素雰囲気での熱処理に関する素朴な疑問
- 窒素雰囲気下での炉内における窒素酸化物の発生可能性について
- 高温窒素雰囲気での作業上の安全ルールや基準について
焼鈍時の窒素雰囲気での安全
2004/06/29 19:09
熱処理についての素朴な疑問です。
焼鈍時、窒素雰囲気で、約1000℃近い温度をあげますが、炉内で窒素酸化物はできる可能性あるのでしょうか?
普通、脱酸素状態だから発生の可能性は少ないと思いますが、実際、高温窒素雰囲気での作業上での安全ルールとか基準はあるのでしょうか?
教えてください。
質問者が選んだベストアンサー
窒素酸化物のことを気にしておられる理由が解りました。1000℃の窒素雰囲気の通常の状態では、窒素の分解は起こりません。起こることになると、分解した活性化した窒素が処理物の表面に吸着して拡散することになります。ただし、プラズマとかの高密度のエネルギーが発生するような状況では、窒素の分解が容易に起こるようになります。
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その他の回答 (2件中 1~2件目)
窒素酸化物という意味が分かりませんが、酸化のことでしょうか? 窒素雰囲気に持っていくプロセスが重要です。一室の炉で大気中の常温にてワークを装入した場合、炉壁には多くの酸素や水分が吸着しています。炉を密閉状態にして窒素を流したとしても、完全に炉内が窒素で置換されるには時間がかかります。装入後一度炉内を減圧して窒素で復圧するとかなりの時間短縮になります。どんな材質を焼鈍するのか分かりませんが、酸化の規制が厳しい場合には微量の水素を添加して還元性雰囲気に持っていくことが必要な場合もあります。
お礼
2004/07/01 12:45
お答えありがとうございます。
窒素酸化物とは、NO NO2 NOXであり、処理終了後に処理物を取出す際に窒素酸化物が発生していると注意が必要、作業者安全面の質問です。
上記回答で窒素雰囲気までの過程が重要で内容は理解しました。
窒素雰囲気で約1000℃まで昇温させた場合、N2やO2のままでなく化学反応が起こり、1酸化窒素等が生成される可能性があるかな?の疑問です。
お礼
2004/07/01 14:48
ご回答ありがとうございます。
社内の直接担当者からの質問で、いろいろ調べましたが、ポイントになる資料がなく、これですっきりしました。感謝します。