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硬さと磨耗量の関係について
2023/10/14 05:18
- 硬さと磨耗量の一般的な関係式はあるのか?摩擦係数や表面の状態などの条件を除いた場合、磨耗量は硬さにどのように関連するのかを知りたい。
- 現在、マトリックスハイスにタフトライドをかけた部品を使用しており、2000回使用すると5μm磨耗する。この寿命を延ばすために、硬さと磨耗量の関係を予想したい。
- 初期磨耗と定常磨耗に分けて調査することで、硬さと磨耗量の関係を詳しく調べることができる。磨耗の現象は複雑であるため、注意が必要である。
硬さと磨耗量の関係
2005/11/07 10:07
いつもお世話になります。
皆様にお聞きしたいことですが、それは
「硬さと磨耗量の一般的な関係式はあるのでしょうか?」
ということです。
当然、摩擦係数や表面の状態 等様々な条件に左右されるのは承知しておりますが、硬さ以外の条件が全ていっしょの場合、磨耗量は硬さに反比例するのか、2乗に反比例するのか、一般的な傾向があればお教えください。
現在、マトリックスハイスにタフトライドをかけた部品を用いているのですが、これを2000回使用すると、5μm磨耗するのです。
これの長寿命化を図りたいのですが、じゃあどれぐらい寿命が伸びるのか予想したいのです。
お知恵をお貸しください。
ご助言、ありがとうございました。
初期磨耗と定常磨耗に分けて調査したいと思います。
つくづく、磨耗の現象は難しいものですね…
回答 (3件中 1~3件目)
感覚的な話ですので、参考までに。
硬さによって恐らく磨耗現象が変わってくると思います。
軟らかいと凝着現象が起こって激しく損耗するでしょうし、硬くなるに連れて磨り減り磨耗に変わって来るでしょうし、あまり硬すぎると窒化層が内部破壊して脱落するとか脆化による損耗が出てくるかもしれません。
損耗現象の種類ごとに関係式は違い、一つの関係式で表すのは難しいのでないかと思います。
耐摩耗性の高い状態と言うのは、磨耗量の大きな凝着磨耗でもなく、脱落磨耗する状態でもない、単純な磨り減り磨耗の状態にすることだと思います。
またHT氏の言われる通り、初期磨耗と定常磨耗に分けて捉えることも必要だと思います。
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残念ながらあまり期待できません。
熱処理や材料試験の本には磨耗試験も載ってますが、
試験方法を設定して、例えば被試験材の板を鋳鉄ローラーでこすって、
何時間たったら何ミクロン減ったよー、というような経験式しかありません。
回答1さんのおっしゃってる通りのやり方ですね。
言葉で言えば硬ければ磨耗量が少ないという方向性は合っていると
思いますが、でも焼きいれしたままのものより低温焼き戻しした方が
磨耗量が少ないっといったこともありますので、硬さだけで磨耗量を算出し
ても意味がないと思います。
もし、正確な値が欲しいとなれば幾つかの候補を挙げ、
テストピースを試験機に掛けて実測するしかないんじゃないでしょうか。
初期磨耗に困っているのか、初期磨耗は許せるが磨耗が侵攻しては
ならいのかによっても方法はかわりますよね、対策方法は。