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ポケット粗加工の問題と解決方法について
2023/09/07 05:33
- 質問文章では、フラットエンドミルを使ったポケット粗加工についての問題が述べられています。現在の工具では、先端の磨耗が早くダメになってしまうため、メーカーに再研磨を依頼するか新品を購入するか悩んでいます。
- 質問者は4枚刃の工具を使っていますが、メーカーの条件にはポケット加工には適していない高い送りが記載されています。さらに、ドリルで穴を加工し、側面切削で内から外に加工したいと考えていますが、初めの加工が負荷が大きく怖くてできません。
- 質問者はボールエンドミルで粗加工し、底Rをフラットで加工することも検討していますが、余っている4枚刃を有効に活用したいと思っています。アドバイスを求めています。
ポケット粗加工
2005/11/01 22:04
初歩的は質問で恐縮なのですが、フラットエンドミルによる
ポケット粗加工についての質問です。
材 質:S50C/NAK80/STAVAX
形 状:□50~100?×深20?(底は角)程度のポケット加工
超鋼4枚刃/径10.0?でS1200/F100/Z1.5?くらいで加工しています。
しかし、これでは先端のみ磨耗し、すぐに工具がダメになってしまいます。
メーカーに再研磨を依頼したところ新品を購入するのと金額的に差がない
といわれました。当初2枚刃で加工していましたが、再研磨をしないため
4枚刃が余ってしまい、これで加工しています。
メーカーの条件では4枚刃の場合、Z方向に1.0~1.5D、側面の切り込みを
0.3~0.5?でかなり高い送りが記載されていますが、
これをポケット加工にあてはめられないでしょうか?
ポケット中心にドリルで穴を加工し、そこから側面切削で内から外に
加工したいのですが、1番最初の加工負荷はかなりになるので
怖くて加工できません。トロコイドパス検討したのですが、
CAMが対応していませんでした。また、ボールエンドミルで粗加工し、
底Rをフラットで加工しても良いのですが、
余っている4枚刃を有効に使用したいのです。
なにか、アドバイスがあれば宜しくお願いします。
お礼
アドバイスを頂いた方々へ
たくさんの方から貴重なアドバイスを頂き有難うございました。
それぞれの意見を参考に良い方法を検討してみます。
また、お世話になるかもしれませんが、宜しくお願いします。
有難うございました。
質問者が選んだベストアンサー
私も、同じ事で悩みました。
現在私が行っている加工工程は
1、中心と四隅にドリルとエンドミルで穴あけ。
2、ラフィングで0.2残しまで荒取。
3、超鋼4枚刃で0.1残しまで中仕上げ。(回転、送りはメーカーの条件表で)
4、上同刃物で仕上げ。
という工程で行っております。
3・4の工程では、私の使用しているCAMもトロコイドなどのパス出力ができないのでZ方向に切り込む時だけF30ぐらいまで送りを落としておこなっています。
先端の磨耗は、切削油よりもエアーブローしたほうが切り粉によるチッピングが防げます。
先端磨耗してしまった刃物は、ミスミの再研で底刃だけ研磨して、3・4の工程で横刃がだめになるまで使用しています。
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その他の回答 (8件中 1~5件目)
ラジアスエンドミルを使った低速高送り加工法というのがあります。
ふつう超鋼は高回転、高送り、浅切り込みで使うのですが、これだと刃先の磨耗が激しくて、思ったようには効率的な加工ができない傾向があります。
そこであえて回転を落として、逆にテーブル送りをあげて加工効率をあげるのです。
超鋼4枚刃の先端のみ磨耗したものが余っているということですが、これはたとえばミスミのTOOL DIRECTで再研磨にだし、先端に1Rから2Rくらいつけてもらって再コーティングする。そしてこれをラジアスエンドミルを使った低速高送り加工法に再利用するというのはどうでしょうか。
加工条件ですが、私ならS2000/F300/Z1mmくらいからはじめますが。できれば12mmの2Rくらいが剛性があって値段も手ごろだし使いやすいと思うのですが、加工方法は、ドライで下穴なしの傾斜切り込み、トロコイド加工です。
ちなみに、SPRUTCAMはトロコイド加工がデフォルトになっています。
お礼
2005/11/03 00:35
ご回答、有難うございます。先の方同様やはり先端Rは有効ですね。
早速、ミスミのTOOL DIRECTを調べてみました。思ったより安価ですね。
とりあえず、自分で先端を飛ばしノンコートで加工して様子を見ようと
思います。いけそうなら、ミスミに依頼してみます。有難うございました。
ウチでするならばいきなりΦ10で加工はしません。
とりあえず、あえてするならばドリルで下穴を必ずあけてからΦ10で加工します。
それはそうとΦ10の4枚刃の超硬は新品ですか?
もし、新品ならばウチであれば絶対仕上げに使います。
適当に切れる中古ならば中荒仕上げで使います。
荒取りで径10mm、Z1.5mm、F100というのは私の感覚としては中荒仕上げって感じです。
そうしたら荒取りはどうするの?と聞かれそうなのでウチでのやり方を簡単に説明をしますと
荒荒取り(ドリルで下穴、コーナーもあける)⇒荒取り(できるだけ太いエンドミルで無駄ができるだけ少ないもので加工)⇒中荒⇒仕上げ
このような感じでしょうか。
(これはあくまでもウチでのやり方で一般的なやり方ではないかも知れません。)
参考になれば幸いです。
お礼
2005/11/03 00:28
うちの加工はかなり弱気と思います。φ16もあるのですが、切削音がゴーンといった感じで機械が振動しているのでφ10で行っています。音と振動はあくまで感覚なのですが・・・MCは牧野/BT40シャンクなんですけど・・・
参考にさせて頂きます。有難うございました。
基本的には他の方もおっしゃるようにスローアウェーチップのほうが有利ですが現有の4枚刃を活用したいということであればZの切り込みピッチ例えば1.5mmならば工具の先端1.5mmだけ磨耗しますよね。そうしたらその1.5mmを失くす様に1.5Cになるように手でグラインダーで砥ぎます。すると側面全体を再研磨しなくても荒取りぐらいなら使えます。そうして何回か繰り返し磨耗した分だけ手で研いでいくと均等にC面になりますのでそうゆう工具をポケット専用に揃えておくといいです。
いつもZのピッチは同じにすれば繰り返し使えます。
ちなみにポケット加工では切子のかみこみが工具寿命に効きますので切削油は目いっぱい掛けて切子が溜まらないように。
お礼
2005/11/03 00:16
4枚刃の有効利用となると、やはりこの方法ですかねえ。シャンク部などの
逃がしはやったことあるのですが・・・一度やってみます。有難うございました。
こんにちわ。余っている4枚刃END MILLを有効に使いたいと言うことですが、逆にもったいないのでは?
時間の無駄も有りますし、もしそのENDMILLを新品で購入されたのであれば、工具屋さんに言って買い取り・返品してもらい、超硬コーティング・スロアウエイエンドミルなどのものに変えてもらったほうがいいのでは?
弊社では、単品加工ですがたまに、数量が多いい場合工具を多めに頼み、余ったら返品しています。工具屋さんには嫌われますけどね・・・。
工具費よりもあなたの悩んでいるor加工時間のほうがはるかに単価的に高いのでは?
お礼
2005/11/03 00:08
確かにその通りかもしれません。4枚刃に限らず、ロングネックや極小径などはついつい、多めに購入してしまいます。参考にさせて頂きます。有難うございました。
荒取りにスロアウエイエンドミルを使えばどうでしょうか?
例えばイスカルだとφ11で二枚刃があり加工条件も現状より上がると
思いますよ。
ランピングも可能なので最初の下穴も不要だと思います。
当然ですがチップ交換で刃先更新もすぐに済みますしね。
お礼
2005/11/03 00:01
スロアウエイエンドミルでφ11があるとは知りませんでした。
早速、カタログを取り寄せてみます。有難うございました。
お礼
2005/11/03 20:50
ご回答有難うございます。同じように悩んだ経験があると知り、気分的に
楽になりました。やはり、再研磨ですね。参考にさせて頂きます。