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PFA射出成形金型の高耐蝕ニッケルめっき
2023/10/14 11:25
- PFA樹脂はフッ化水素を発生するため、一般的なカニゼンでは全く持ちが悪く、一部の特殊なNiめっき(無電解?)が良いと聞いているのですが、具体的な業者さんもめっき名もわかりません。
- DC53(SKD11改質材)やSKH51の予定です。
- 母材の耐食性が高く、PFA樹脂との相性も良いニッケルめっきの業者さんやめっき名についてご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教示いただけないでしょうか。
PFA射出成形金型の高耐蝕ニッケルめっき
2005/06/08 13:58
PFA樹脂はフッ化水素を発生するため、一般的なカニゼンでは全く持ちが悪く、一部の特殊なNiめっき(無電解?)が良いと聞いているのですが、具体的な業者さんもめっき名もわかりません。
ご存知の方よろしくお願いします。
記入しておりませんでしたが、母材はDC53(SKD11改質材)やSKH51の予定です。よろしくお願いします。
回答 (3件中 1~3件目)
一部の(無電解?)Niメッキとは、恐らくNi-W-Pなどの3元合金系の無電解ニッケルメッキではないでしょうか。
通常のカニゼンメッキはNiとPのみ。Pの増減で多少耐食性が変動しますがフッ酸に弱い。硫酸にも弱いです。
Wなどを添加することによってフッ酸や硫酸にも強いメッキになります。
しかし、かなり高価ですよ。カニゼンメッキも高価ですが、それより数倍コストがかかるので覚悟して探したほうが良いと思います。
また、寿命を更に延ばすためには下地にカニゼンメッキ20~30ミクロン、そして3元合金メッキ10ミクロンという2層メッキがもっと効果的です。
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金型の素材がアルミでしたら参考URLにご相談されては如何でしょうか。
一般的なカニゼンめっきは中リン(7%)タイプの無電解ニッケルです。
耐食性(耐薬品性)をあげる目的で、リンの含有率を11%にまであげた無電解ニッケルがあります。
高リンタイプの無電解ニッケルです。
特殊な無電解ニッケルとは高リンタイプの無電解ではないですか?
耐薬品性は向上しますが、膜厚速度等が落ちたり、加工している業者などが少なかったりで処理コストは高いです。
お礼
2005/06/13 08:55
大変参考になりました。ありがとうございました。
お礼
2005/09/06 10:27
大変参考になります。その線で業者さんを探してみます。ありがとうございました。