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2006/09/11 16:47
超小型エンジンの製作で軽接触密封玉軸受けを使っているのですが、
?玉軸受けベアリングには、非接触型と接触型がありますが、接触型と非接触型では、オイル漏れ以外の各長所と短所を教えていただけないでしょうか?
?また、どのように違うのですか?
一応両方使ってみました・・・。
非接触形は外輪に固定されたゴムシールのリップ部,鋼板シールド板の先端が内輪シール溝部に接触していません.
それに対して接触型はシールのゴムリップ部が内輪シール溝に接触しています.
・接触形 長所:グリースや油など内部からの漏れは少ない.
外部からの異物に対する防塵性も高い.
短所:シールリップが接触部のしゅう動抵抗により
回転トルクが重くなる.
発熱もする. しゅう動音も発生する.
・非接触形 長所:非接触であるためシール板の影響による回転トルク
の変動はない. 接触形より回転トルクは小さい.
短所:接触形よりグリースや油が漏れやすく,防塵性も
やや落ちる.
シールしゅう動による発熱があるため,接触形の使用温度の上限は
非接触形より10℃程度低めに設定されています.
軸受メーカ各社の単列深溝玉軸受やミニアチュア玉軸受のカタログに説明があります. 添付のnskカタログ(ダウンロードページアドレス)なら,B5ページに記載されています.
軽接触形というのは,シールリップの形状を工夫して,シールリップ接触部分の面積を減らしたり,接触圧を軽くしたりして,回転トルクを低くする工夫をしたものですね.
同一出力のエンジンやモータなら,接触形を使用したほうが回転数が上がらない,発熱が大きい,消費電力が高いといった差が出るのではないでしょうか.
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