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ドリル加工でのカス除去方法を教えてください
2023/10/14 23:22
- 板厚2.3から4.5mmの丸パイプに、10から16mmの穴を両サイド方向から2本のドリルで加工しています。ドリルは板厚分を貫通した後、自動で戻りますがその際にパイプの内側に円盤状の薄っぺらい”切り子(切りカス)”が残ってしまいます。
- 穴は貫通していますが、切り子はパイプの内側におじぎした状態で残っているので見た目には目立ちませんが、客先からの改善要望があります。人手で切り子を除去していますが、大量にあるためとても苦労しています。
- ドリルの研ぎ方、回転数、送りなどいろいろトライしましたが、改善できていません。何か良い方法があったら是非教えていただきたくお願いします。
ドリル加工でのカス除去方法をおしえてください
2006/07/22 19:03
板厚2.3から4.5mmの丸パイプに、10から16mmの穴を両サイド方向から2本のドリルで加工しています。ドリルは板厚分を貫通した後、自動で戻りますがその際にパイプの内側に円盤状の薄っぺらい”切り子(切りカス)”が残ってしまいます。穴は貫通していますが、切り子はパイプの内側におじぎした状態で残っているので見た目には目立ちませんが、客先からの改善要望があります。人手で切り子を除去していますが、大量にあるためとても苦労しています。ドリルの研ぎ方、回転数、送りなどいろいろトライしましたが、改善できていません。何か良い方法があったら是非おしえていただきたくお願いします。
質問者が選んだベストアンサー
こんばんは~。
2種類の工具が使えるのであれば、下穴をドリルで開けてから目標の孔径の
ハンドリーマーを突っ込んでやるとバリはワークから分離します。
下穴の周囲に付いたバリを内側から孔径を広げることで、切り落とす
イメージです。この際、下穴はリーマーの食いつき部の最小径にできるだけ
近づけます。(リーマーの取りしろを極力大きくする。)
一種類の工具しか使えない場合、一本のキリで同じ事をやります。
キリが抜けた後に、外周刃につけたテーパー部分で孔径を広げてやります。
具体的にどうするかと言うと、キリの切刃のショルダー部をボールエンド
ミルの形状に仕上げるか、外周刃を先細りの形状に研ぎます。当然、テーパー
にした外周刃にも逃げ角をつけないと、抜けてからの孔径を広げる時点で
切削抵抗が大きすぎて、キリを折ることになります。
抜けてからの送りは落とした方が無難ですが、いろいろと条件を変えて
最善の落しどころを見つけられると良いと思います。
この形状に研いだキリは深穴は開けられなくなるので、パイプ専用として
使うしかなくなります。
このやり方は極端にキリの寿命を縮るので、邪道なのですが、一度トライし
てみてください。上手くいくといいですね!
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その他の回答 (6件中 1~5件目)
いっそレーザーでくり貫いたらどうなんでしょう?
切削方向を変換したらうまくいくか?の視点での思いつきですが。
同じ考えで、コンタリングでも同じことが出来ると思いますが、
マシンにその機能がないとダメですよね
お礼
2006/08/06 12:49
ご回答ありがとうございました。レーザーは工程上ちょっと無理です。
こんにちは
Φ10の穴は宇都宮製作所のクラウンドリルなんていかがでしょうか?
ただし、刃研は出来そうも無いですが
Φ16であればホールソーが使えるのでは?
何れも裏側のバリを少なくしてくれると思います。
ちなみにワークのパイプ径はどれくらいなんでしょうか?
以上
お礼
2006/07/23 11:01
ご回答ありがとうございました。
質問に書くのを忘れていましたが、ワークは、材質がスチールで一般的な構造用炭素鋼管です。ワークサイズは、板厚2.3から4.5、パイプ径はΦ30から最大Φ140(Φ48.6、Φ76.3が多い)、長さは2mから4mで長さ方向に数箇所加工します。ご回答にあるドリルはプラスチックや木材用のもののようですが、スチールに適用できるものであれば非常に良いのですが。
小さなバリというより、ドリルが板厚を回転しながら貫通する寸前に生じる薄い陣笠状のカスです。穴に対して90度くらい傾いて残るカスです。うまくワークと離れてくれれば良いのですが、しぶとく残ってしまうことが多いのです。
大量に穴加工する場合があり、人手で手直しするのもなかなか大変です。2種類のドリルで仕上げするということは設備上かなり難しいのです。
陣笠みたいな形のカスが残ると言うことですよね...
パイプ形状に有効かどうかは分かりませんが、平板のようなキリが抜ける部分が平面の場合、いわゆるドリルの肩にRを付けるとバリが抑えられるのをみたことがあります。
参考まで...
ご存知かもしれませんが↓の資料がありました。
http://www.techno-qanda.net/dsweb/Get/Document-14399/3701.PDF
刃研の参考にしてみてわ
お礼
2006/07/22 22:02
ご回答ありがとうございます。質問してから皆様方のすばらしいご回答に感動しております。
おっしゃるとおり、陣笠みたいなカスが残ります。加工した穴に対して90°位開口し傾いてぶら下がっております。作業者が1本ずつ押し棒で突いていますが大量にある場合大変です。いろんなトライをしていますがドリルの肩にRを付けるというアドバイス是非参考にします。
(株)極東マシーンツールでバラウエィツールという貫通穴の表裏面取りが出来る工具を扱っていますが、パイプに適用できるかどうかまではわかりません。
一度、聞いてみられたら如何でしょうか?
お礼
2006/07/22 21:42
ご回答ありがとうございました。早速ホームページを見てみました。アニメーション付の図もあり非常に参考になりました。ドリルと一体になったツールがあるとベストです。これからメーカーに問い合わせていただきます。
パイプの材質が不明なので解決策になるとはいえませんが参考まで。パイプの中に詰め物をして穴をあけてみてはいかがなものでしょう。私はそうして解決させました。
お礼
2006/07/22 20:54
ご回答ありがとうございました。
質問内容に補足させていただきますが、パイプ材質は、スチールで一般的な構造用炭素鋼鋼管と考えてください(400~450KN/m2)。パイプの長さは2mから4mで長さ方向に数箇所穴加工します。パイプの中に詰め物をするということをアドバイスいただきましたが、参考にしたいと思います。但し、長いパイプにどのように詰め物をするのかが課題ではあります。
お礼
2006/07/22 21:51
ご回答ありがとうございました。
非常に参考になりました。ご回答にもあるように設備的に1種類の工具しか使用できません。一度トライしてみます。ドリルは消耗品なので条件と形状がみいだせれば非常に良い運用ができるかと思います。