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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:アルミ鋳物の穴加工について)

アルミ鋳物の穴加工について

2023/09/07 05:37

このQ&Aのポイント
  • アルミ鋳物の穴加工精度について知りたい初心者です
  • 使用している機械や刃具、加工条件などを詳しく教えてください
  • 加工における問題点と改善方法についてアドバイスをお願いします
※ 以下は、質問の原文です

アルミ鋳物の穴加工について

2006/02/20 00:55

初めましてお世話のなります。アルミ鋳物の穴加工精度について(どのくらいの限界までいけるのか?)お聞きしたいのですが初心者なので意味不明なことを聞くかもしれませんが宜しくお願いします。。
加工内容は
素材/アルミ鋳物HB40~50 100角ブロック材 加工穴/8・10・12・16 深さ各径に対して二倍
狙う加工精度は
真円度、円筒度0.003 面粗度1.6以下(鏡面) 直角度(100角に対して)0.003
現在の作業条件
使用MC/オークマMC60VA(工場中は寒い14度くらい?) 使用刃具/ミスミBSC(バックテーパ0.03~0.1と書いてある。二枚刃で直刃 底刃フラット) 切削液/ネオス・ファインカット(水溶性) 測定具/シリンダーゲージ、
現在の加工条件(12MMの穴)
下穴/各径に対してマイナス0.4(片側0.2)エンドミルで突く 
仕上げ/回転4000 送り40 戻り送り40
上記の条件で加工したところ(自分が測定したのでどうかと思うが・・)
真円度0.012(穴入り口でXY、45度方向を測った差)  円筒度0.015(穴の入り口最大径と穴奥最大径の差 だいぶテーパになってる。。)面粗度・・見た目鏡面にはなってるけど光沢に均一性がない、微妙に白っぽい) 直角度は測り方わからなかった。。

現状はこんな感じです。回転をS2000送りF20にすると真円度、円筒度は0.003~0.005くらい上がったのですが光沢が全くなく白いです。油性の油の方がいいと言われたのですがそうもいかず、刃物もニチアロイのNVリーマも試したのですが白くマダラになってうまくいきませんでした。何かいい方法があれば宜しくお願いします。

最後にここまで読んでいただいてありがとうございました。。。

質問者が選んだベストアンサー

ベストアンサー
2006/02/21 22:42
回答No.1

こんばんは

>素材/アルミ鋳物HB40~50 100角ブロック材 加工穴/8・10・12・16 深さ各径に対して二倍
 言われる径で径の数倍から10倍前後の穴を真円度5ミクロン円筒度5
ミクロン以内で加工しています。言われる2ミクロンですが、条件がよけ
れば何とかクリアできますが、保障できる範囲ではありません。

深さ2倍との事なので曲がり自体少ないと思いますので、周囲の肉厚が十
分あるようでしたら期待する真円度が出る可能性はあります(あくまで可
能性ですが・・・)。

加工手順は
センター穴→ドリル→下穴ボーリング(径に対してφ0.15位マイナス)→仕上げ
ボーリング(バニシングリーマ径とほぼ同じ径にする(±0.002)→最終仕上
げでバニシングリーマを通す(ボーリング目をつぶすだけにする)。

水溶性の切削液(エマルジョンですよね)をお使いのようですから濃度
15又は20パーセント以上にすれば黒光りすると思います。

仕上げボーリングするときはワークの温度が常温に近くなってからしてく
ださい。バニシングの切削速度は50~70位がいいと思います。

>刃物もニチアロイのNVリーマも試したのですが白くマダラになってうまくいきませんでした。
 T6なされていますか、熱処理無しではいくら条件を合わせてもバニシ
ング目は白っぽくなりやすいです。

ps 真円度の確認は真円度測定器で行った方がいいですね。

こんばんは

>内容を見させていただき驚きました!  ひとつの穴にボーリングとバニシングを通すなんて考えても見ませんでした。それに径の10倍で真円度5ミクロン円筒度5ミクロン以内で加工というのもあるんですね。
 径の10倍の場合、ボーリングはしません(通常出来ませんね)。精度5ミクロンならバニシングリーマだけで十分対応できます。
※条件にもよりますが径の20倍前後のボーリングする場合もあります。
この場合まったく別の方法を用います(円筒度もそれなりに出ます)。

>T6とは熱処理で焼入れというものでしょうか?
 溶体化処理後焼き戻しという熱処理をいいます。

>鋳物をふいたときの硬度がHB17~20位でそれに焼入れをして硬度をHB40~50にしています。
 T6を熱処理種別で分類すると、焼きいれ・焼き戻しになります。ここで言われた焼入れはおそらくT6を指すと思いますが、通常プリネル硬さ(HB)80から100位になると思います。

先の書き込みですが、
>ボーリング(バニシングリーマ径とほぼ同じ径にする(±0.002)→最終仕上
 の±0.002は+0-0.004にした方がいいかも知れません。
バニシングの振れを0近くに出されていると思いますので+にすると切削
の目が残る可能性があります。

おはようございます。

>はじめ、仕上げボーリングを14.002で加工してNVリーマを入れたのですが
>深さ10mmくらいから穴奥までボーリングの目が残ってしまい、加工径を小さくし
>ていき13、995で加工したらNVリーマで完全にとりきりました。これではまず
>かったでしょうか?
 私の説明が悪かったのですが、やり方はOKですよ。

>真円度(XY、45度方向を測った)入り口で0.003出口で0.003
>面粗度 目視ですが巻き込んだ傷がなく、白っぽいくすみも消えて、黒っぽい光沢の
>ある鏡面のなりました。
 真円度は真円度測定器で測らないと正確ではりませんが、もしかしたら0.002クリアしているかもしれません。

> もっと精度を上げる、、、仕上げボーリングはやっぱり-0,004にして
>送りを遅くして面粗度上げればよかったかな、、、
 そうですね。リーマの前工程寸法はボーリングの面粗さでも違いますが。-0.005でもいいと思います。うちでは今回のように前工程でボーリングを追加するのは周囲の肉厚・切削熱等が悪戯している場合だけです。

精度を上げるにはバニシング刃物を理解すれば殆どの場合解決します。
バニシングようは叩きつぶすという加工方法です。前刃で切削し、切れ刃・ガイド部の4箇所で加工面を表面だけつぶします。つぶすということはワークに圧力を加えるわけですから外周の肉厚に変化ああると一部は殆ど変形(押し広げられない)しないけど一部は肉厚がない、ようは強度が小さいので広がります。刃物を抜くと強度のあるところより縮まる率が高いので穴が楕円になります。
またバニシングリーマの取りしろが半径で3ミリと0.005では切削熱の発生が違います。熱が高いと膨張し、冷えると縮まりますが一般的には真円に近く加工されても楕円になるとおもいます。
それから加工硬化層も影響すると考えます。たとえば
>12mmドリル→10エンドミル(径13.85)→仕上げボーリング(仕上がった
 で10エンドミルでφ13.85に加工しているとおもいますが、これは円弧補間を使っているとおもいます。エンドミルの外周刃で加工するということは前刃で吐き加工するより加工硬化が起きやすいと思います。この加工硬化層をボーリングで殆ど取れればよいですが、片肉0.008前後では取りきれないと思います。できたらハイスの2枚刃(φ13.8または13.9)で吐き加工することをお勧めします。ボーリングも加工硬化が起きにくいように鋭利は刃先のチップをしようしてください。そして最後にその表面だけをバニシングリーマでつぶせばもう少し真円度が出ると思います。
またボーリング穴の真円度も大きく影響しますので一度ボーリング後の穴精度も確認されたはいかがでしょか。

>状況の目標はクリアしました。本当にありがとうございます。また投稿させてもらっ
>て、見られた際には、何かありましたら宜しくお願いします。。。      
 とりあえず期待する結果に近づけてよかったです。

下記アドレスは肉厚が違う場合バニシング刃物がいかに後工程に影響するかの資料です。よろしければ参考にしてください。
http://www.natuo.com/sirilyousituhure-mu39zairilyounohennkei.htm

こんばんは

>という意味は、「外周刃で加工」というのは、どちらかというとバニシングように叩きつぶすという加工で、「ハイスの2枚刃で吐き加工」というのは、ボーリングの
>イメージに近いのでしょうか?そしてハイスの方がいいというのは、材料になじんで熱を持たせないという感じでしょうか?(自分の感覚ですが。。)
 外周刃の加工はダウンカットよりアップの方がバニシングに近いです。理屈ですが、アップカットは刃先がワークに接触してもすぐに食い込みせず滑ります。すべるいうのはバニシングで言うつぶす作業と同じです。すべる作用から一定の負荷がかかった後食い込み、これから切削作業に入ります。ダウンカットはこのすべり時間が殆どないの加工硬化も起き難いとおもわれます。

エンド2枚刃でつくというのはボーリングの刃物がマ反対にもう一枚あるのと同じと考えます。
ただ外周刃が全面あたる理屈になるので、先端から2ミリくらい残してグラインダーでφ0.5くらい落としたほうがビビリもなく加工硬化も少ない切削面になると思います。
同径のエンドミルが無ければボーリングでもいいですね。
ハイスのほうがいいというのは、超硬に比べて加工硬化の入り具合(硬さ)と深さが低く浅いからです。

>それと資料で乗せてもらったところに書いてあった(仕上げ23FB)とはボーリングのことでしょうか?
 FB=ファインボーリングのことですが、通常言われるボーリングです。

お礼

2006/02/22 00:58

こんばんは。夜晩に回答ありがとうございます。
内容を見させていただき驚きました!  ひとつの穴にボーリングとバニシングを通すなんて考えても見ませんでした。それに径の10倍で真円度5ミクロン円筒度5ミクロン以内で加工というのもあるんですね。それを加工出来る技術・・・・    なんかワクワクします。

 加工手順の方なんですけども、教えて頂いたとおり行ってみます。(実際加工は週末になると思いますが、、)   それと切削液の濃度は20パーセントになってます。(濃度計ではかってます)  T6とは熱処理で焼入れというものでしょうか?そうであれば、鋳物をふいたときの硬度がHB17~20位でそれに焼入れをして硬度をHB40~50にしています。間違ってたらすいません。  ボーリングとバニシングの径を合わせるのが難しそうですが挑戦してみます。   

結果は加工終わり次第、報告させていただきます。お忙しいところ教えていただきありがとうございました。。

こんばんは。 返事おくれて申し訳ありません。
1点記入していたことに間違いがありました。焼きいれの硬度がHBではなく、HRBでした。焼入れは、500度で4時間熱して、そのあと炉から出して空冷するそうです。それでHRB40~50になるそうです。
  明日、実際に加工にトライしてみます。追記までかいてもらいありがとうございます。。

こんばんは。
今日実際に加工してみました。結果、、、先のものとは違い、きれいな穴が出来上がりました。(うれしい!)本当にありがとうございます。。

加工方法は (径14mm 深さ28mm)
12mmドリル→10エンドミル(径13.85)→仕上げボーリング(仕上がった径13.995)→NVリーマ(ミスミ BSC二枚刃  仕上がった径14.008)

加工条件は
仕上げボーリング 回転600 送り50
NVリーマ    回転1300 送り60 芯振れ0.003

測定結果は(自分が測定)
真円度(XY、45度方向を測った)入り口で0.003出口で0.003
面粗度 目視ですが巻き込んだ傷がなく、白っぽいくすみも消えて、黒っぽい光沢のある鏡面のなりました。

 はじめ、仕上げボーリングを14.002で加工してNVリーマを入れたのですが深さ10mmくらいから穴奥までボーリングの目が残ってしまい、加工径を小さくしていき13、995で加工したらNVリーマで完全にとりきりました。これではまずかったでしょうか? 想像されている加工に近ずいたかどうかはわかりませんが、現状況の目標はクリアしました。本当にありがとうございます。また投稿させてもらって、見られた際には、何かありましたら宜しくお願いします。。。      



もっと精度を上げる、、、仕上げボーリングはやっぱり-0,004にして
送りを遅くして面粗度上げればよかったかな、、、

こんばんは。返信するの遅れてすみません。
またアドバイスしていただきありがとうございます。。
大変勉強になりました!  NVリーマの前にボーリングを通す意味を面粗度の確保と、円筒度の確保だけかと思っていました。(浅はかでした、、)
熱膨張や加工硬化というのもあるのですね。思ってもいませんでいた。
熱膨張により加工後に穴が変形するんですね。(むずかしい、、)
また、
>エンドミルの外周刃で加工するということは前刃で吐き加工するより加工硬化が起きやすいと思います。
 という意味は、「外周刃で加工」というのは、どちらかというとバニシングように叩きつぶすという加工で、「ハイスの2枚刃で吐き加工」というのは、ボーリングのイメージに近いのでしょうか?そしてハイスの方がいいというのは、材料になじんで熱を持たせないという感じでしょうか?(自分の感覚ですが。。)

>ボーリング穴の真円度も大きく影響しますので一度ボーリング後の穴精度
 一応、シリンダーゲージで測定した寸法です。
(仕上がった径13.995)
それと資料で乗せてもらったところに書いてあった(仕上げ23FB)とはボーリングのことでしょうか?

また質問してしまって申し訳ありませんが、読まれた際にはアドバイスありましたら宜しくお願いします。。。どうもありがとうございました。      

こんばんは。返信ほんとうにありがとうございます。
 ダウンカットとアップカットにも書かれていたような切削する瞬間の違いと言うものがあるんですね。加工による加工硬化の違い、、、(深いな・・)
 今回質問に対していろいろ詳しく答えてもらい、現状も解決できましたし求めていた以上の答えが返ってきてその都度勉強になりました。そして今まで自分が考えていた切削加工というものの浅さに気ずきました。
今後、教えていただいたことを参考に加工にトライしていきたいと思います。またわからない事があれば投稿したいと思いますので、読まれた際にはなにかありましたら宜しくお願いします。ありがとうございました。

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その他の回答 (2件中 1~2件目)

2006/02/23 13:13
回答No.2

natuo殿のボーリング後にバニシングリーマには恐れ入りました。
ちなみにこんなものもあります。

お礼をおくりました

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