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成型部品の設計時の問題と修正方法
2023/09/06 15:45
- 成型部品の設計時に肉厚の均一さを欠いており、サンプルではヒケ、ウエルドライン、充填不足の問題が発生しました。
- 金型修正でウエルドラインの改善は難しいため、材質や条件付けの改善を検討して問題を軽減することが可能です。
- 今後は設計時により注意を払い、問題を事前に防ぐことが重要です。
成型品の修正
2007/08/10 13:31
いつも勉強させていただいてます。
今回、樹脂の成型部品(ABS)を初めて設計しました。
しかし、肉厚を均一に設計するという部分ができておらず・・・
納期も無く、ゲート位置や射出条件付け等の打ち合わせを行うこともできませんでした。
数日後・・・サンプルがあがってきたので、見てみると
ヒケ、ウエルドライン、充填不足が大量に発生してしまいました。
そこで、成型業者・金型業者と打ち合わせを行い、条件を検討していただき、
第1ロット品は、ヒケや充填不足はある程度我慢できる程度にまで改善しました。
しかし、ウエルドラインは消えず、残ってしまいました。
表面に塗装を施すので、目立たないことは目立たないのですが・・・
今後ですが、金型修正はできません。(もう金型修正費用を結構かけてしまったので・・・)
そこで、材質に手を加える(ABSのグレードを変える、AESにする、流動性の良いABSに変更、ガラスを入れるなど)
を行えばヒケ・ウエルドライン等が軽減し成型することが可能でしょうか?
または、条件付けをもっと詰めればなんとかなるのでしょうか?
今後ある程度数が見込めるのでなんとかしたいです。
設計時からもっと気をつけていればよかったのですが・・・
以上、ご教授願います。
よろしくお願いします。
質問者が選んだベストアンサー
前回答例のように、まず、金型のガス抜き、ウエルド部に適確なベントを、大した費用ではないハズ(?)
塗装で誤魔化せる程度のウエルドですか?
金型温度は高ければ高いほどウエルドは目立たなくなる。ヒケを気にして金型温度は低いのでは? 高温金型でもヒケがでないように、ゲート径は大きく、保圧時間をしっかり長くして、高速で射出するのが外観性を良くする鉄則である。
ハイフログレードへの変更はウエルドにはいいが、機械的性能は低下する。GFグレードはウエルドをよりきつくする。
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その他の回答 (5件中 1~5件目)
回答(1)の方に賛成です。
初めての設計では、逃げ道を学ばないほうがいいです。修正方法を知ってしまうと、基礎がおろそかになって、技術力の伸びを阻害するので、あえて修正方法は 教えないのが昔の職人の決まりでした。お金の問題じゃなくて、気合ですよ。 古いかな。
お礼
2007/08/16 09:35
そうですね。
現状のものをなんとかしようと悪戦苦闘するよりも、今後のことも考えて金型を作り直した方が無難ですね。
誤魔化しは、どこかにまた弊害が起きそうだし・・・
ありがとうございました。
しばしば、強度を気にして肉厚の製品を設計される方がいますが、個人的見解からすれば、肉厚が2ミリを超えれば、どうやってもヒケの顕著な発生は避けられず、寸法精度も低下し、冷却時間も対数的(肉厚2倍で冷却時間4倍と言われている)に増加するため、ガラス入りの樹脂を使用してでも、肉厚はなるべく薄くするべきだと考えます。
お礼
2007/08/16 09:33
回答ありがとうございました。
今後、金型修正・条件検討を今一度行ってみたいと思います。
次回は肉厚にせず、2ミリ以下をキープするように心がけます。
今後ですが、金型修正はできません。(もう金型修正費用を結構かけてしまったので・・・)
↑この部分を素直にお話して、ガス抜き追加等の工事を無償でお願いしてみては如何でしょうか?
ウエルド、ヒケ等は製品形状だけの問題ではないので、話をしてもおかしくないと思いますよ。
お礼
2007/08/16 09:29
回答ありがとうございました。
今一度、条件等の見直しを行ってみます。
小手先の修正は、無駄でしょう。
金型を、作り直したほうが、安全なのでは?
お礼
2007/08/16 09:28
ですよね・・・
小手先の修正よりも、作り直した方が自分も良いと思ってます。
交渉して、前向きに進みたいと思います。
ありがとうございました。
お礼
2007/08/16 09:31
回答ありがとうございました。
誤魔化しはどこかに弊害がでそうですね。
金型修正・条件検討を今一度行えるように交渉してみます。