ボルトの選定及びピッチ

Question

お世話になります。設計の基礎で申し訳ありません。
現在、円形ドラムのカバーのピッチについて悩んでいます。ＰＣＤ280の位置にてカバーとドラムを取付けようと考えているのですが、ボルトサイズ、本数の目安、考え方をご教示願います。
・使用環境としては、屋外の機械に使用します。
・圧力は大気圧のみです。
・目的としまして、雨水等の浸入を防ぎたく存じます。
御参考に、外形はφ320、内径はφ240です。材質はFCD400です。カバー板厚は5ｍｍで、SUS304を使用します。
以上、宜しく御願いします。

Accepted Answer

全体の形状が分からないため的確な回答にはならないと思いますが
私なりの解釈で回答したいと思います。
断面が以下の形状と仮定します。

----------------------　←カバー
-----　　　　　 ------　←ドラム
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1.ボルトサイズ
単に雨水の浸入を防ぐためなのでボルトの強度は必要ない。
ドラムが鋳物で肉厚が40mmらしいので「ゲージ」のアングル
L-40×40を参考にM10と決めます。

2.ボルト本数
これもボルトの強度を必要としないため何本でも良いのですが
私ならフランジのボルト本数に合わせます。
今回のPCDは280mmとの事なのでJIS 5Kの200Aを参考に8本とします。

強度を必要としない物の設計はバランスではないでしょうか？
実際に図面を描き極端にバランスが悪いものでない限り問題ないと
思います。

1点気になったのですがドラムがFCDでカバーがSUSとあります。
接触腐食を起こす可能性があるため極力、異種金属の組合せは
止めた方が良いのではないでしょうか？
私ならSS400を使用します。
今回の組合せでもドラムの表面積がカバーより小さいのであれば
捕捉面積の原理より、ドラムが腐食する可能性があります。
私は鋳物を扱ったことが無いため自信がないのですがFCDも
SS等と同様に卑な金属なので同じ現象になると思います。

私は製缶物、建築金物の設計の経験がありますが的外れな
回答でしたら申し訳ないです。

Answer

5mmが薄いと思うのは私だけ？
もし、メタルタッチで完全にシールしたいなら薄いと思いますよ。
その板厚だと液状ガスケット必須じゃないでしょうか。
考え方としては、ボルト締結による力がどこまで作用するかが一点。
それと間にガスケットを挟む場合、何を挟むかがポイント。
さらに言えばシール性能がどの程度いるのかとか
ドラムの配置方向の考慮も必要かと。
参考に。
ボルトの直線ピッチは
6等配なら140mm。
8等配なら107mm。
10等配なら87mm。
12等配なら72mm。
そして、フランジ外径からボルトまでが20mmで、
板厚5mmでシールしようとしてます。
これが丸でなく、四角ならどうしますか？
と置き換えて考えたらどうでしょう。

Answer

負荷がかからないということなので

わたしならM8×6本で設計します

ただし、カバー板厚が5mmしかないので
現場で穴を開ける場合なら、M6にしちゃいます

４本にする場合は、M10以上にしますが

ボルト選定とピッチ：円形ドラムのカバー取付けについての悩み