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SS400,S45Cの表面処理について
2023/10/15 23:34
- SS400,S45Cの表面処理方法を選択する基準とは?
- パーカー処理と黒染め、どちらが適しているのか悩んでいます。
- クロカワの平鉄には黒染めがのらなかったのですが、なぜでしょうか?
SS400,S45Cの表面処理について
2008/11/04 11:24
ある機械の部品劣化による部品交換を依頼されました。
その部品図面を確認すると
材料はS50Cで両面フライスです(基本形状は250X900X25tの板です)。
使用内容からミガキ板でも問題ないようなので材料はS45Cのミガキ材を採用するつもりです。
しかし表面処理はパーカーとなっていました。
特に問題はないと思われるので、近場に取引先があるので
黒染めかユニクロメッキ処理にしようかと考えています。
しかしある人からはパーカー処理すると表面硬度があがるという話を
聞いたのでパーカー処理のほうがいいのかな?とも考えています。
金額的には多分ユニクロや黒染めが安いとは思うのですが。。
耐熱性は関係ありません。
特に精密な精度は必要ありません。
何を基準に表面処理方法を選択したらよいでしょうか?
表面硬度があがるならパーカーを選ばないといけないと思いますが。
追記:ちなみにクロカワの平鉄には黒染めがのらなかったのですがなぜでしょうか?
やはりおなじようにパーカーものりませんか?
いろいろ質問しましたがご回答いただけると助かります。
回答 (3件中 1~3件目)
回答が出ているようなので、参考程度に・・・
『黒皮に黒染め(orパーカー)が乗るか?』に関しては回答(2)さんのとおりだと思います。
あと、表面処理ですが、私を含めて回りに関して限定ですが、パーカーや黒染めは、まず使いません。
皆さんの回答にあるとおり『油』が切れると錆びます。常に『油』が供給されるような環境なら別ですが、そうでなければ採用しません。
精度(形状or寸法)が必要な場合『レイデント』あるいは『無電解ニッケルめっき』不要な場合は通常の『めっき』って感じですか。
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クロカワは酸化鉄被膜です。ちなみに黒染めは三四酸化鉄被膜です、
ただマイクロホールが多く油が切れるとさびます
パーカーも同じで酸化鉄被膜を剥離しないと乗りません。
またユニクロは亜鉛の処理のなかでは1番錆びに弱いです。
やるのであればクロメートをおすすめします。
パーカーから、黒染めへの変更ですが、塗油するような場所ですと、パーカーの方が油の持ちがよく、よって、防錆の面ではパーカーの方が優れています。
なお、精密な精度はいらないとのことですので関係ないとは思いますが、膜厚は、パーカーが5~15μmに対し、黒染めは1~2μmとかなり薄くなります。
コストは、以前居た会社では、パーカーも黒染めも変わりませんでした。
また、パーカーも黒染めも黒皮などがあるときは、前処理(例:液体ホーニング)しないと、上手く乗りません。
表面硬度については、知見がないのですが、少なくとも、表面硬度を上げる目的でパーカーを使うと言う話は、聞いたことがありません。
つまり、表面硬度が問題になるような変化はない。仮に変化したとしても、問題になるようなレベルではないと思います。
お礼
2008/11/04 13:37
ご回答ありがとうございます。
ちなみにパーカー処理により表面硬度があがることはありえるのでしょうか?