このQ&Aは役に立ちましたか?
サーボモータ駆動・ラック&ピニオン構造のロボット用ハンドの検討
2023/09/06 22:05
- 40~300程度のワークサイズに対応するサーボモータ駆動・ラック&ピニオン構造のロボットハンドの設計について投稿いたします。
- モード1の丸ラックとP.C.D 12のピニオンを使用し、サーボモータ(50w、軸径φ8)を採用しました。
- 低速回転を行う場合は、モータの超低速回転が必要ですが、トルクの問題や慣性モーメントの懸念点もあります。ご教授いただける方がいらっしゃいましたら、お願いいたします。
サーボモータ駆動・ラック&ピニオン構造のロボット…
2008/09/13 13:58
サーボモータ駆動・ラック&ピニオン構造のロボット用ハンドの検討
6軸多関節の産業用ロボットでプリント基板(A4サイズmax)や基板に装着する
コネクタ(幅40?程)のハンドリングを検討していて、ハンドの設計に
関してご教授願いたく投稿いたしました。
要件は、ワークサイズ:40~300程度と広範囲の為
構造はラックをピニオンを対称に2コ配置した形でワークを挟み込む物にし
ワーク質量:数グラム~300g程度なのでサーボモータ駆動でトルク制御し
剛性感の無い基板をやんわりと数百グラムの把持力で掴むことを考えています。
詳細
ラックはモジュール1、φ10の丸ラック、ピニオンはP.C.D 12
サーボモータは50w、軸径φ8がどうも最少の様ですのでこれを使用
定格0.15Nm、3,000rpmです。
この条件で考えると、ラック速度はゆっくりでよく50?/s程度でよいと考えますが
?心配なのがモータ1回転当たりラックは37?も進むので、減速機なしで使う場合、モータは超低速回転ということになります。
このような使い方はありなのでしょうか。
?もう一つはトルク的に行けるかと思うのですが、慣性モーメント的には
NGとなってしまうことです。(選定ソフトで)
この件にお詳しい方いらっしゃいましたら、ご教授ねがいたくよろしくお願いいたします。
質問者が選んだベストアンサー
回答1さんに逆らう訳では有りませんが
サーボモータの場合は0.1rpmとかの極低速でもちゃんと回せます
でも、最大の問題はそこでは有りません
>慣性モーメント的にはNGとなってしまうことです。(選定ソフトで)
ここに有ります
選定ソフトはそれなりに余裕を持ってますので仮にNGでは有っても
必ずしも絶対にNGとは限りません
NGになった理由が問題です
通常サーボモータには「許容イナーシャ(GD2)」と言うのがあります
モータイナーシャの何倍のイナーシャを駆動できるか?です
カタログ上で許容イナーシャが10倍まで可能で有った場合
選定ソフトでは10.1倍でも無常にもNGにしてしまいます
それくらいなら多少の問題は有るかも知れませんが不可能では無いでしょう
でも、20倍になったらほぼ不可能になります
ギアヘッド付きにする方が良いでしょうね
ギア減速すると負荷イナーシャは減速比の2乗分の1になるので
単純に1/10減速するだけで負荷イナーシャは1/100になります
三菱なら最少モータは10Wから有りますね
http://wwwf2.mitsubishielectric.co.jp/melfansweb/servo/lineup/motor/hc-aq.html
オリエンタル、安川、富士なら50W以上
http://www.orientalmotor.co.jp/products/sv/index.html
http://www.e-mechatronics.com/product/servo/index.jsp
http://www.fujielectric.co.jp/fcs/jpn/f/f_pro_q.html
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
その他の回答 (2件中 1~2件目)
モーターを超低速で使用するのは基本的には無しです。
トルクがいけても、回転ムラがでる可能性があります。回転ムラがひどい場合
動きがギクシャクしてしまいます。
オリエンタルモーターにあるようなギヤヘッドタイプの減速機を使用しては
どうでしょうか?スペースもあまりとらないので、良いかと思います。
お礼
2008/09/13 16:59
確かにそうなんです。しかしハンド全体質量の制約と減速機を付けると
サイズがかなり大きくなることと逆に力が出すぎてしまうことが問題に
なってくるので、制御・操作を間違えたときにワークやハンドを破損して
しまうことが心配になってきます。
良アドバイスどうもありがとうございます。
お礼
2008/09/13 18:18
今回減速機を使いたくない理由は(細かい話で申し訳ありませんが)
1.サイズアップと重量増です。(使うロボットの可搬重量が6kgなので)
モータ単体ですとシャフト径φ8ですが、減速機出力軸はφ12になってしまいます。
現状書いている図面でのハンド重量は3.5kg程度なので不可能ではないかも
しれませんが。
2.モータ定格トルクからピニオンのP.C.D上に発生する力は2.4kg程度で
減速機の速比は1:3~ですので(日本電産シンポなど)単純に発生力も7.2kg となる為、ハンド自体の剛性が保てるかというところです。
ソフトではなく、自分でもイナーシャの計算をしてみたいと思います。
たいへん参考になりました。どうもありがとうございます。