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逆起吸収ダイオードの耐電圧
2023/10/16 02:39
- 逆起吸収ダイオードの耐電圧についての要約文1
- 逆起吸収ダイオードの耐電圧についての要約文2
- 逆起吸収ダイオードの耐電圧についての要約文3
逆起吸収ダイオードの耐電圧
2008/09/07 18:45
質問では無いのですが、後々の為に投稿致します。
過去ログ:No-26318 の回答の中で、ダイオードの耐圧が電源電圧以上
で良いとの記述を見受けました。普通コイルの逆起電圧は電源電圧の
3~5倍以上に達すると云われています。従ってダイオードの耐電圧は
電源電圧の3倍以上に選定するのが、一般的です。
皆さん、投稿有難う御座います。
確かに理屈を考えるとDに掛かる逆電圧は、電源電圧以上にならないですね。
次の文章は松下電工のものです。
「ダイオードは逆耐電圧が回路電圧の10倍以上のもので順方向電流は負荷電流以上のものをご使用ください。 電子回路では回路電圧がそれほど高くない場合、電源電圧の2~3倍程度の逆耐電圧のものでも使用可能です。」
低電圧回路の場合でも、2~3倍を要求しています。
私は昔アOOOン、ソO-で仕事をした事がありますが、サージ吸収に
1S1555が使われてるのを見たことが有りません。
殆ど10E1又は10E2でした。勿論低電圧回路です。
皆さん、投稿有難う御座いました。
内容、了解致しました。
質問者が選んだベストアンサー
電流が大丈夫なら1S1555も使いましたが、トラブルは皆無です。
ダイオードの逆耐圧は電源にサージが乗ることを想定しているのだろうと
思います。ダイオードの解説文書では安全を見てそのように書くのも
解りますが、では本当に高い電圧のサージが乗ったらどうなるでしょうか。
少なくとも、ごく普通のNPNトランジスタでリレーなどをドライブする
回路を考えると、電源にサージが乗るときはトランジスタのコレクタが
高圧にさらされます。リレーの両端電圧も一瞬高圧になることはあるでしょう。
したがって、サージを考えるとトランジスタとダイオードは同等の耐圧が
なくてはいけないことになります。
ICなどがぶらさがっている電源ではそもそもダイオードを壊すような
大きなサージはあってはなりません。(ICが全滅!)
もっとラフな電源では大きなサージが乗ることはあり得ますが、6Vの
電源に3kVのることもあるので、言い出すとキリがありません。
一般的な指標として2~3倍としていけば無難なのでしょう。
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その他の回答 (3件中 1~3件目)
No.26318
http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=182961&event=QE0004
この回答には
>0.6Aピークのパルスが流せて逆方向耐圧が6V以上のものであれば使えます
ですが
>定格ぎりぎりは余裕がないので、最低でも 30V, 1A くらいのものを使う方が良いでしょう
と、有ります
30/6=5倍の安全率を掛けてますね
蛇足ながら よく使われるダイオード
1S1588
http://www4.zero.ad.jp/electronics/parts/diode/1S1588.html
一般整流ダイオード リード型1Aフレーム
http://www.shindengen.co.jp/product/semi/list_detail.php?code=01&id=20
http://www.sanken-ele.co.jp/prod/semicon/dio/dio_u/dio_01.htm
http://www.niec.co.jp/products/discrete/silicon_rectifier_diode.php
多くの場合、耐圧100V以上ですね
逆に言えば1Aフレームであれば耐圧を気にする必要が無いとも言える
(24V以下の回路なら)
確かに,ダイオードを取り付けない場合,コイルの励磁電流が遮断された瞬間の「逆起電圧」の値は電源電圧の3~5倍以上に達することは間違いないことと思います。コイルの特性や,電流遮断速度次第で,更に大きな電圧がかかることもあると思います。
「逆起吸収ダイオード」を取り付けた場合,「逆起電圧」を,ダイオードの順方向電圧でクランプします。「逆起電圧」を吸収する期間にダイオードに加わる電圧は,順電圧ですから0.7V程度です。コイルが励磁されている期間は,電源電圧そのものが逆方向電圧としてダイオードの印加されます。
「逆起吸収ダイオード」を接続した場合,ダイオードにかかる電圧は電源電圧が最大ですので,耐圧は電源電圧以上あれば良いとする根拠です。
ただし,電源電圧の変動に対する配慮や,電圧に対するディレーティングを考慮して,ダイオードの耐圧を電源電圧の3倍程度とすると考えた方がよいと思います。