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2008/09/07 16:43
焼き入れは 通常、適正な温度で加熱して 適正な速度で 急冷すれば
完全なマルテンサイトになります。しかし、加熱温度が低くて急冷すれば、マルテンサイトと柔らかいフェライトの混合組織で十分な硬さが得られません。逆に加熱温度が高過ぎて、急冷すれば マルテンサイトが 粗大化して
硬いのですが、脆くなってしまいます。上の3つの場合を同じ条件で 焼き戻しすれば どうなるのでしょうか?焼き戻しというと 結局、フェライトとセメンタイトの2層なので、どれも 同じような 状態になって、結局は同じじゃないのか と疑問を持ちまして・・。
どうぞ、ご教授ください。
今一度、焼き戻しの目的や意味(効果)を確認して下さい。
同じ傾向を引きずったまま、若しくは多少残しての特徴を示します。
焼入れが主で、焼き戻しは副であるため。
以下がその簡単な資料です。
http://www.daiwakg.co.jp/TECHHEAT.htm
http://www.atuen.com/sub230.htm
http://www.netushori.co.jp/story/index.html
ありがとうございます。貴重なご資料ありがとうございました。勉強してみます。
2008/09/09 14:56
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質問者です。
(1)の方、御解答いただきありがとうございます。
手元に 参考書もなく、専門知識もないために申し訳ありませんが、教えていただきたいのですが、 御解答の 1) ,2),3)の違いは 焼き入れ温度、冷却速度によるものでしょうか?それとも、焼き戻し温度による違いでしょうか?それとも
他の要因によるものでしょうか?
教えていただけたらと思います。よろしくお願いします。
焼き戻した後に出てくる相はフェライトとセメンタイトの2相で,いずれの場合も同じですが,組織としては大分違います.
1)フェライト+焼き戻しマルテンサイト(微細なフェライト中に微細にセメンタイトが析出した組織)
2)焼き戻しマルテンサイト
3)旧オーステナイト粒系が大きい焼き戻しマルテンサイト
の3つができると思います.
1)と2)は組織としてかなり違いますし,2)と3)は組織こそ似てますが機械特性が大きくことなると思います.「鉄鋼材料学」的な教科書を読まれることをおすすめします.
ありがとうございます。再度、勉強してみます。
2008/09/09 14:55
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