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2008/09/05 12:55
お世話になってます。
今回はゴム製品の耐熱限界温度の定義について質問します。
インターネットや資料で見る、耐熱限界温度ですが、この温度を超えると物性が変化してしまうと書いてありました。
比較的短時間(30分から1時間程度)ではどうなるのでしょうか?
また、誤差はどの程度見ておけばよろしいのでしょうか?
個人的には±5度、合成ゴムなどでは物性が変わるので、短時間(30分から1時間)程度でも超えないような選定をしたほうがよいのかなと思うのですが・・。
この考えは合ってますでしょうか?
耐熱温度は一定の条件で定められているものであり、この温度以下で使用
すれば問題ないというものではありません。
耐熱温度ギリギリで使用すれば、変色や脆性化するものが多いです。
耐熱温度を超えて使用すれば時間の差はありますが必ず問題が発生します。
樹脂の種類によっては耐熱温度近辺で加水分解性が極端に悪くなるものも
あります。
試作で一回限りといった場合はさておき、量産品の場合は余裕を持った設計
が必須です。
また、製品や部品には素材以外に接着剤も多く使われていますので、この
耐熱温度も十分考慮ください。
また、耐熱温度付近では強度も低下しますので、ディレーティングを見て
設計してください。
以上、全ての樹脂、ゴムに当てはまることです。
昭和さま、回答ありがとうございます。
耐熱温度は参考ということで、そんなに信頼性はないということですね。
耐熱温度付近で強度が低下するというのははじめて知りました。
勉強になりました。
2008/09/08 09:10
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インターネットや資料で見る、耐熱限界温度ですが、あまり当てにされないほうがよいと思います。
大体の資料はゴムの種類で区分けされていますが、実際は「このポリマーを使うとこれくらいの温度に耐えられるものも作れます。」といった意味合いで考えられたほうが良いです。
実際同じポリマーでも配合内容次第では50度程度は耐熱温度が変るものもあります。
そのため、耐熱限界温度については使用される前に部品メーカの方に確認されることをお勧めします。
劣化についていえば、どのパラメータを重要視するかにもよりますが基本的に
段階的に劣化していきます。
10度高い温度なら10度分の劣化が起こります。
ただし、ゴム配合使われる可塑剤は各種あるのですが、沸点の低い可塑剤などを使用していると、ある温度から急速に可塑剤が飛んだり、煙が出たりなんて事がありますのでご注意が必要かと思います。
MEZさま、回答ありがとうございます。
同じポリマーでも50度も耐熱温度の差が出るのですね!
びっくりです。
部品メーカーに確認してみようと思います。
2008/09/08 09:14
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