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歪みゲージによる応力-歪み曲線の問題
2023/10/16 04:21
- 大学の研究で行っている鉄鋼材料の引張試験で歪みゲージを使用していますが、応力-歪み曲線の描き方に問題があります。
- 弾性域で正しいヤング率を得ることができず、傾きの値も大きくバラツいています。
- 接着剤の乾燥具合の影響を考慮しても、結果は変わらないため、他の原因を探しています。
歪みゲージによる応力-歪み曲線について
2008/08/19 22:31
大学の研究で鉄鋼材料の引張試験をしており、微小試験片に歪みゲージを貼り付けて測定しています。
しかし、試験機の荷重と歪みゲージの値を元に応力-歪み曲線を描くと、弾性域で正しいヤング率(200GPa前後)が得られず、またその値(傾き)も大きくバラツいて、全て高く出てしまいます。
歪みゲージ、試験温度、歪み速度は同一の条件で行っています。
一度、接着剤の乾燥具合の影響を考え、接着後丸1日放置して試験しましたが結果は変わりませんでした。(接着方法は付属の説明書通りに行いました)
何らかのアドバイスを頂ければ幸いです。
回答 (3件中 1~3件目)
情報が少なく、判断に苦しみます。
★ 引張試験機では、何のデータを取得
★ 歪みゲージは、何のデータを取得
が判りません。
失礼な内容ですが、
※ 縦弾性係数(ヤング率);応力(N/mm2)に対しての歪み量の関係
※ バネレート;力に対しての伸び(歪み)量の関係
が、ごちゃ混ぜになったデータ収集になっていませんか?
一度、見直しをして、再度情報を下さい。
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試験片の大きさによって、曲げが加わり、歪が大きく出ることがあります。
バラツキの原因は、試験片固定部の影響が出ていると思います。特に曲げで
試験する場合、固定部に隙間等があると、加重によって当たり具合が変化して影響が出ます。
対策としては、歪ゲージを試験片の中央に貼り、裏側にも貼って平均化する。
(精度を上げるにはゲージ率の補正が必要です)
また、固定部の剛性等検討が必要です。
試験の目的がはっきりしませんが、ヤング率を測定するのであれば、試験片は
I型に加工し、大き目の物が良いと思います。
何事も、ほしい直線データが得られないのが世の常。
校正器を使ってそのデータを補正しましょう。
そのやり方にもノウハウがあります。