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はりの長さ毎に断面二次モーメントが変わるはりのたわみの求め方
2023/09/06 15:02
- この質問では、断面二次モーメントが変化するはりのたわみの求め方についてお伺いしています。
- 式に現れる対数関数のため、計算において困難が生じているようです。
- アドバイスを求めながら計算を進めているが、十分な結果が得られていないようです。
はりの長さ毎に断面二次モーメントが変わるはりのた…
2008/07/23 11:59
はりの長さ毎に断面二次モーメントが変わるはりのたわみの求め方
|/
W /|/
_ ↓/ |/
| | | |/ ←壁
|_| | |/
| | |\ |/
|B| | \|/
|L |/
|←→|/
図のように、Lが変化すると断面二次モーメントが変わる形状(台形状)のはりの先端に、荷重Wをかけた時のはりの最大たわみを求めたいのですが、
式の中にLOGが出てきてしまい、はりの先端のたわみを求めようとしたとき、LOG0となってしまいます。
このような問題の場合、どのようにして解けばよいのでしょうか?
どうか、宜しくお願いいたします。
下記のようにして式を立ててみたのですが、上手くいきませんでした…
↓↓↓
台形の上底をh1、下底をh2、幅をBとし、L=xのときの高さをhxとしたとき、
hx=h1+((h2-h1)*x/L)…?
そのときの断面二次モーメントをIxとし、
Ix=b*(hx^3)/12…?
たわみ曲線の基本式から
Y"=W*x/E/Ix…?
?に?、?を代入し、2回積分。
すみません。しばらくこのことから離れていました。
計算した結果、
たわみ角=(6*W*L^2)/(h1*(h2^2)*E*b)
たわみ=12*W/E/b*((L/h2-h1)^3)*(ln(h2/h1)+(h1/h2)-(3/2)-(1/2)*(h1/h2)^2)
となりました。
この式より、h1=3.99,h2=4.0と、ほぼ均一断面のはりのたわみとして計算した結果、たわみ角の値は一致したのですが、たわみの方が一致しませんでした。
多くの方にアドバイスいただいているのですが、回答頂いた式も上のhの条件を当てはめるととても大きな値が出てしまいます…
また行き詰ってしまいまいました…
加えてアドバイスをお願いいたします。
質問者が選んだベストアンサー
具体的な解の提示がある3人の解を比較するために、たわみδを
δ = 12*W/E/b* (L*h2)^3 * f(h1/h2)
と置いて、f(h1/h2) の部分だけをあなたの記法に揃えて書き、h1=3.99, h2=4 と置いたときの値を比較してみましょう。
結果は次のようになって、私の提示した解だけは、決して「とても大きな値が出てしまいます」とはなりませんし、理論解の1/3に近い値が出ています。代入を間違えていませんか?
(1)あなた
f(h1/h2)=1/(1-h1/h2)^3*(LN(h2/h1)+(h1/h2)-(3/2)-(1/2)*(h1/h2)^2)
f(3.99/4)≒-6.4×10^7
(2)わたし
f(h1/h2)=1/(1-h1/h2)^3*(LN(h2/h1)-(3-h1/h2)*(1-h1/h2)/2)
f(3.99/4)≒0.33
(3)minaさん
f(h1/h2)=1/(1-h1/h2)^3*(LN(h2/h1)+(h1/h2)*(2-h1/h2)-3/2)
f(3.99/4)≒-3.2×10^7
ついでに、端点だけではなく、全体のたわみと回転角θの式も記載しておきます。(以下において、d=h2-h1)
δ = 12*W*L^3/E/b*[{d*x^2*(2*h2-h1)+2*L*x*(h1*h2-d^2)-L^2*h1*(3*h2-h1)}/{2*d^2*h2^2*L*(d*x+L*h1)}+1/d^3*ln{L*h2/(d*x+L*h1)}]
θ = 12*W*L^3/E/b*[-x/{2*d*(d*x+L*h1)}-1/{2*d^2*(d*x+L*h1)}+1/(2*d*h2^2*L)+1/(2*d^2*h2*L)]
かなり混乱していますね?(笑)
まあ、無理もありません。相当面倒な式をいじくっているわけですから。
本論に入りましょう。
f(h1/h2)という関数を持ち込んだのは私です。
その定義は、
δ= 12*W/E/b* (L/h2-h1)^3 * f(h1/h2)
ではなくて、
δ = 12*W/E/b* (L*h2)^3 * f(h1/h2)
です。
あなたが定義を変えてしまったのですから、私と同じ結論に至らないのは当たり前ですね?(笑)
はい、もう一度、冷静になって再挑戦しましょう!
補足
2008/08/04 14:04
度々申し訳ありません。
またご質問させてください。
h1=3.99、h2=4としたときの
h200420さんにご回答頂いた式に代入すると、約1/3になるのは確認しました。私の代入間違えであったようです。
ここで、「理論解」というのは何を指すのでしょうか?
普通の四角形状断面を持つはりの先端に荷重が掛かったときの式、
δ=(4*W*L^3)/(E*b*h^3)
を、
δ= 12*W/E/b* (L/h2-h1)^3 * f(h1/h2)
と等しいとして、 f(h1/h2)についての式
f(h1/h2)= ((h2-h1)^3)/(3*h^3)
が理論値にあたるものだと思ったのですが、1/3にはなりませんでした。
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その他の回答 (7件中 1~5件目)
回答(3)を書いた者です。
私の回答まで持ち出された議論をされているので,再度計算をしてみたところ,
δ={12W/(bE)}×{L/(h2-h1)}^3
×{ln(h2/h1) - (3 - h1/h2)(1 - h1/h2)/2}
となりました。私の計算ミスだったようです。
したがって,h200400さんと私で同じ結果になったので,ほぼ間違いないかと。
お礼
2008/08/11 09:22
ご返事が遅くなってしまい、申し訳ありません。
やっと回答が出ました。
ありがとうございました!
夏休みのトレーニングとして、解いてみました。
先端のたわみδは次のようになりました。
δ={12W/(bE)}×{L/(h2-h1)}^3
×{ln(h2/h1) - (3 - h1/h2)(1 - h1/h2)/2}
h1=h2 のときに分母が0となる点については、この式中のln(h2/h1)に対して、
h2/h1= 1 + d/h1, d = h2 - h1
と置き、lnをマクローリン展開すると、うまい具合に 1/(h2-h1)^3 を帳消しにしてくれる項が現れて、解決します。
その結果は、よく知られた断面一様の解が得られます。
私も完全に解いてないのですが・・・。
回答(3)さんの式では、{L/(h2-h1)}^3の項がh1=h2時(一様断面)に分母0となる為どこか計算違いがあるのかな?と思います。
?式と?式はあっています。
私も興味があったので,違うアプローチで計算してみました。片持ちはりなので,最大たわみは荷重付加位置ですよね?
これを踏まえて。?式と?式はそのまま使います。
図のはりのたわみエネルギーUを計算すると,
U = ∫{(Wx)^2/(2E・Ix)}dx (0~Lまでの定積分)
= {6・W^2/(bE)}×{L/(h2-h1)}^3×{Ln(h2/h1)+(h1/h2)・(2-h1/h2)-3/2} ・・・(1)
カスティリアーノの定理から,求めるたわみδは,(1)より,
δ= ∂U/∂W
= {12W/(bE)}×{L/(h2-h1)}^3×{Ln(h2/h1)+(h1/h2)・(2-h1/h2)-3/2}・・・(2)
となりました。つまり,(2)式が貴殿の求めるたわみになります。
計算が少々複雑ですので,是非貴殿でも検算してみて下さい。
やり方は正しいと思います。
私も計算してみましたが、先端(x=0)でlog0とはなりませんでした。
参考に私は
z=h1+(h1-h2)x/L
と置換し、二回積分後log zが出てきましたがx=0でz=h1なのでlogh1となりました。
補足
2008/07/24 13:39
私の積分が間違っていたことがわかりました。(h1≒h2としたとき、普通のはりの式の答えと違うことからまだ間違っているみたいですが…)
私が計算しなおしたものですと、z=h1+(h2-h1)x/Lとして、Log(h1/h2)となりました。
また再考してみます。
お礼
2008/08/11 09:17
遅くなりました…
やっと式が一致しました!
(何度もやり直しましたが…)
ご丁寧にお教え頂き、ありがとうございました!