このQ&Aは役に立ちましたか?
放電加工で途中から加工しなくなる原因は?
2023/10/16 11:17
- 放電加工で途中から加工しなくなる原因についてご相談させていただきたいです。
- ワークに貫通穴の有無や電極の材質、噴流の必要性などが原因となっている可能性があるのでしょうか。
- 加工しなくなった場合には、電極の磨き方に気を付ける必要があるのかもしれません。
放電加工で途中から加工しなくなる原因は?
2008/04/16 21:50
お世話になっております。
汎用の放電加工がありまして、
大きさ・・・名刺程度
深さ・・・20ミリ(始めの10ミリはテーパー付き・後半はストレート)
銅電極に、直径5ミリのガス貫通穴あります。
SKD11のワークには、貫通穴は無いです。
それで何故か、仕上げの段階で、地底に近づき、電極がスッポリ収まり始めると、加工しなくなるのです。
(よく見ると、ほんのわずか加工してるようですが、いくら時間がたっても全く下がる気配ありません)
途中で、0.2、3ミリ戻ったりもして、加工不安定になります。
途中、ポケットの中に溜まったカスを掃除してあげても、同じでした。
噴流は、適度に手前からのみ当ててます。
そこで、
・ワークに貫通穴は、必須でしょうか?
・電極の材質に何か変化があったのでしょうか?(外注に依頼)
・当該形状に、不向きな材質とかあるのでしょうか?
・逆に、噴流は必要ないのでしょうか?
・加工しなくなったら、その都度、電極をペーパーで軽く磨いてやるのでしょうか?
(デコボコになりそうで、余計不安定になりませんか?!)
恐れ入りますどなたか心あたりございましたらご教授頂けないでしょうか。
何卒宜しくお願い致します。
回答 (4件中 1~4件目)
電極の取り付けはどうしてますか
名刺程度の大きさでも最低M6で2本は必要で、20マル以上のシャンクでしっかり固定していますか
昔はよくM6程度のタップ1箇所にボルトをねじ込んでドリルチャックで止めているのをみましたが、キャビ加工ではシリンダーとピストンのようなものでかなりの力が掛かりますので電極の上下についてこずに、ぐらぐらして放電が不安定になっていることがありました
凹み型に電極がすっぽりをはまるキャビ加工で特に加工が遅いならこのようなことも考慮しなければなりません
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
>電極がスッポリ収まり始めると、加工しなくなるのです。
これがネックだと感じました。
それ以前には
>噴流は、適度に手前からのみ当ててます。
であっても、僅かでも圧がかかり加工液が入り込みますが、収まってしまうと逆効果で屑排除を押し込むようになると思われます。揺動が掛けられるなら、噴流無しかごく弱くするほうがマシです。
ホントの汎用なら、電極に孔を設けて通液したほうが良いでしょう。
お礼
2008/04/17 00:15
ご回答頂きまして有難うございます。
なるほど噴流微弱もありなんですね。大変参考になりました。
深さ10mmまでテーパ付きということは、その部分は遥動加工しているということですよね?
ストレート加工は単にZ軸が降りるだけなのでしょうか。だとするとガス貫通穴の部分にワークの未加工部分が円筒上に残って、塞がれてるのではないでしょうか? スラッジの排出がスムーズに行かないと放電加工は進まなくなります。
あと、気になるのは「仕上げの部分」と言われていますが、そのときに加工条件の切り替えはないでしょうか。その条件が適切でない可能性があります。
貴方が言われるようにワークに貫通穴を空けるというのも有力な解決策のひとつだと思います。電極の材質は銅で適切でしょう。
噴流は絶対に必要です。液圧は強ければ強いほどいいです。
あと、私なら電極を少し小さくして、ストレートの部分も遥動加工にしたり、レシプロの条件をいじる等するでしょう。
お礼
2008/04/17 00:12
ご回答頂きまして、有難うございます。
形状が、石鹸のフタみたいな感じで、地底がドーム状になってます。
噴流は必須で、強めでやってみます。大変参考になりました。
本当のところ機械の名称や年式が知りたいです。
一例ですが、
私が以前使用していた25年ほど昔の機械(もちろん汎用機)では、
現行モデルの機械と違いアークするとやはり不安定になり、一定レベルを超えるとZ軸が上昇していました。電極とワークを見ると1,2箇所、炭素らしきものがありました。それをペーパー等で除去するとまた加工を始めます。フラッシングの位置、量により不安定さを無くす事を何度も行った記憶があります。また炭素らしきものが残ったまま加工を続けると逆に加工部に
ダメージが出たこともありました。
現行機では、ソフト的に対応(放電エネルギーを変える)や、
ジャンプ速度が早く、スラッジをZ軸の上昇時に排除する方法を取っていると思いますが、そういうものが無いと思われます。
機械側でのチェックとして、
マシニングケーブル(ヘッド側)のケーブルのゆるみ。絶縁板付近の汚れによる漏電。グランドケーブル(テーブル側)のケーブルのゆるみ。を
確認すると良いのでは?と思います。
1年ほど前までメーカーサービスマンをやってまして、ケーブル関係のゆるみや、破損、絶縁板付近の汚れによるトラブルがありました。
遅くなりましてごめんなさい。
シャル製となると、緑色の機械でしょうか、それともオレンジ色?
緑色の機械は良く分かりません。オレンジ色のFOシリーズであれば、
基盤の疑いもあります。(他の方々の助言で回復しない場合)
オレンジ色の機械であれば、メーカーに問い合わせると分かる人がいるので対応してくれます。
しかし、緑色の機械であれば、メーカーから委託しているサービスに連絡すると思いますので、対応が若干違うと思います。
絶縁板(プレート)はチャック(ヘッド)と全くないとは限りませんが、可能性は薄いです。
お礼
2008/04/17 00:06
ご回答頂きまして有難うございます。
25年前のシャル製でした。荒加工は、地底まで正常に出来ましたが、
仕上げ工程の出力で、地底に付く深さになると
アーク痕すら出ない微弱な加工になってしまうのです。時間が経つと、また上に上がって放電が済んだ所を、動いてる感じです。
ケーブルのゆるみは、チェックしてみます。
申し訳ありませんが、絶縁板とは。。?
お礼
2008/04/17 00:27
ご回答頂きまして有難うございます。
実は、M8ボルト1箇所のみで吊ってます。直径20ミリのシャンクで、
締め付けにM5を横から二箇所やってます。銅に接するフランジ部の大きさは直径50ミリで、厚み15ミリぐらいです。一応キツク締め付けてましたが。。取り付け方法を変えてどうなるかやってみます。大変参考になりました。