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ワークが自重落下しない台形ねじの選定方法について
2023/10/16 15:19
- 150kg程度のワークを手動で昇降させる機構の設計において、ワークが自重落下しない台形ねじの選定方法についてお教えください。
- 台形ネジの逆効率を計算することにより、ワークが自重落下しない台形ねじを選定することができますが、適切な計算式が見つけられません。お知恵をお貸しください。
- ワークが自重落下しない台形ねじの選定において、効率を求める式以外に、選定するための方法や考慮すべき事項があれば、教えてください。
ワークが自重落下しない台形ねじの選定方法について
2008/02/04 20:12
お世話になります。
現在、150kg程度のワークを手動で昇降させる機構を設計しております。
その際に、ワークが自重落下しない台形ネジを、台形ネジの逆効率を計算することにより求められることまではわかったのですが、いくら調べても効率を求める式しか出てこないため、選定ができず困っております。
計算方法をご存知の方、何卒よろしくお願いします。
質問者が選んだベストアンサー
ボールねじが一般的になる前の角形スプラインと勘違いしていました。
30度台形ねじの規格は、
http://www.tsknetshop.com/catalog/v1/category/p311.html
です。
そして、(ねじピッチ)÷(ねじ有効径×π)を確認すると、0.1以下でした。
<(ねじピッチ)÷(ねじ有効径×π)のtan-1が、リード角です>
因って、垂直で使用する通常の場合では、自然に台形ねじが回転して、負荷物体が
落下してくる事はありません。
理由は、前回記述していますが、
もっと判り易く云えば、鉄板の上に小さい鉄板を載せ、それを傾けるとある角度で
小さい鉄板がすべり落ちます。この角度が、摩擦角です。
そして、その(対辺)÷(隣辺)の値が摩擦係数です。
リード角が、摩擦角より小さいと、物体は落下しない事は、
前述の鉄板の傾斜が、少ないので小さい鉄板がすべり落ちない事と同じです。
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その他の回答 (3件中 1~3件目)
“回答締切り”でないので、この森のNo.9328に類似内容がある事を
アドバイスします。
通常、締付けたボルトが、自然に緩まない事はご存知ですか。
そして、その機械工学的理由は、ご存知ですか?
それは、摩擦係数を角度に変換した、摩擦角の方が、ねじのリードより
大きいからです。
摩擦係数は、鉄&鉄の乾式すべりで、約0.15。
摩擦角は、Φ=tan-1(0.15)、<実際は、安全をみて0.1~0.12で確認する>
ねじのリード角より大きい。
それと同じで、台形ネジのリード角を確認して、摩擦角より小さい場合、
自由落下しません。<ピッチの小さい台形ネジを選定して下さい>
又、市販のウォームジャッキユニットは、確実に自由落下しない、
セルフロック機能を有しています。
使用方法は、台形ネジに類似しています。
お礼
2008/02/08 23:12
ご回答ありがとうございました。
なるほど、台形ねじでは自重落下の可能性は考えなくてもよく、
あとはワークの重量とねじの耐久性を考えるということですね。
もっといろいろと勉強が必要ですね。
返信が遅れてしまい、申し訳ありませんでした。
今後ともよろしくお願いします。