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せん断試験で割れる樹脂の接着性と割れ方について
2023/10/16 19:22
- せん断試験における樹脂の接着性評価と割れ方について、詳しい方法と原因を解説します。
- せん断試験は樹脂の接着性を評価する方法の一つで、割れ方には破壊のパターンがあります。
- 割れ方の原因は複数ありますが、一番弱い所がサンプル内か樹脂内かによって破壊の範囲が異なります。
せん断試験について
2009/10/14 10:23
樹脂系の表面処理の接着性の評価として、せん断試験を行っており、その割れ方について教えてください。
【接着方法】
下記の順番でサンプルを冶具に接着しております。
?サンプル :直方体(Fe系の素材)に樹脂をコーティング
?接着剤
?貼り付け板 :SPCC
【せん断試験方法】
押し込み冶具にて、サンプルのみに接着面と平行方向に力をかけ、
せん断試験を行っております。
【割れ方について】
(以下、押し込み冶具に近い側を上、反対側を下と表記)
割れ方として、サンプルの上部が貼り付け版の方向に斜めに割れ、そこから下では樹脂内での凝集破壊となりました。
疑問として、
一番弱い所から割れると考えられるため、一番弱い所がサンプル内であれば、全てサンプル内で破壊され、一番弱い所が樹脂内であれば、樹脂内で全て破壊されると思うのですが、何故今回のような割れ方が起こるのでしょうか?
力のかかり方について、知識がないため、ご教授頂けますと幸いです。
関連したホームページなどもあれば教えて頂けると助かります。
以上、どうぞよろしくお願いします。
回答 (1件中 1~1件目)
せん断試験では、荷重点(サンプルの直方体)と接着面にわずかでも偏芯と
いうか距離があるとその分、曲げモーメントが生じ期待した結果が得られない
ことが多い。これを防ぐために上手い検査用冶具が最も重要だと思われます
今回はサンプル側に荷重を掛けているが、接着(せん断)面と荷重点の距離が
生じるような構造にはなっていませんか?(上側と下側が極端に違うから)
サンプルを固定してSPCC側を押すとか、せん断力のみを掛ける構造にしたいね
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