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主軸逆転時に発生する内径加工のビビリを解決する方法
2023/10/17 12:33
- NC旋盤で内径加工を行う際に、主軸逆転時にビビリが発生する問題があります。バイトの型番や取付け関係は同じであり、プログラムもほぼ同じですが、主軸の回転方向によってビビリの有無が変わることがあります。
- この問題の原因は刃先の芯が出ていないことが考えられます。主軸逆転時にバイトが切削に引っ掛かることで振動が発生し、ビビリが生じる可能性があります。
- 解決するためには、バイトの刃先の芯を適切に出す必要があります。設定や調整が適切であることを確認し、刃先の芯が適切な位置にあるか確認することが重要です。また、加工条件や刃先の状態も影響する可能性がありますので、適切に設定することも大切です。
内径加工のビビリ
2009/08/26 19:18
NC旋盤にボーリングバイトを付けて内径加工をしています。
訳あって主軸正転用のバイト(右勝手)と逆転用(左勝手)が
付いているのですが、主軸逆転のバイトで加工したときだけ
ビビリが発生します。
バイトの型番や取付け関係(ホルダや突出量など)は全く同じ、
プログラムも主軸回転方向以外は同じです(M3とM4の違いのみ)
刃先の芯も出ているはずなのですが。
主軸の回転方向によって条件が変わることがあるのでしょうか。
回答 (6件中 6~6件目)
右勝手バイトはバイトの上面(スクイ面側)から締め付けているのに、
左勝手バイトはバイトの下面(スクイ面の裏側)から締め付けているという事はありませんか?
シャンクと取り付け穴との間にはクリアランスがありますので、
ねじでバイトを取り付ける場合、締め付け方向に注意しないと
端面からボルト穴までの距離分、実質的な突き出しが変わる事になります.
主軸回転方向以外プログラムが全く同じだとすると、
機械のX方向が同じなら、右勝手と左勝手とでバイト上面が上下逆になります.
例えば、右勝手を機械の下方向から締め付けているとすれば、
左勝手は機械の上方向から締め付けないと
セッティングは同じ条件にはなりません.
クシバの場合とくに顕著な様ですが、スクイ面の向きの違いは、
刃物台を押し付けるか持ち上げるかという差異を生む事にもなります.
タレットタイプの場合には、タレットの重量で殆ど殺されますが、
クシバは刃物台にタレットほどの重量がありません.
また、立旋盤・倒立旋盤以外では、
スクイ面が下向きならバイトのたわみ量は「重力-切削力」ですが、
スクイ面が上向きでは「重力+切削力」となります.
これはどちらの方がビビリ易いというものではないですが、
条件が同一ではないという事にはなります.
ある程度の突き出しがあると、この違いが無視できなくなると思います.
本来的には、スクイ面の向きを揃えて、
X軸の正負反転で対応するのが正攻法なのかも知れません.
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お礼
2009/08/26 22:22
早速のご返答ありがとうございます。
締め付け方向はどちらもバイト上面(すくい面側)からでそろえています。
押してだめなら・・・と思い下面から締めてみたこともありますが
駄目でした。
もう少しいろいろやってみます。