ppmとは？

±3シグマ管理で発生する不良率は0.3%、つまり千に三つです。
発生率0.3%以下の現象は起こることが予測、追跡できないくらいなので、不良率0.3%以下の原因究明と対策はまず困難です。
千三つ(0.3%=3333ppm)、万に一つ(0.01%=100ppm)、という喩は確率的にほとんどありえない、ゼロという古人の生活の知恵でしょう。ジャンボ宝くじ一等賞にあたる確率は0.5ppmです、万一のさらに1/200です。
化学分析の精度が1950年代はせいぜい0.1%、1960年代にppm台、1970年中期にppb台、1980年代中期にppt台と10年ごとに分析精度が3桁ずつ上がって、化学物質の‘こわさ‘だけが強調されかねないことになっている。「ダイオキシンにやられた人数よりダイオキシン問題で喰っている輩のほうが遥かに多い」とラッペ教授は皮肉っている。話が横道にそれました。
一方、不良率5%(50000ppm)以上は何らかの不良要因が顕在しているのであるから、すぐに対処しなければならない。「不良率50000ppmです」などと報告すると「馬鹿野郎、5%だろうが、ぼやぼやするな」とぶん殴られかねません。

1％は1/100、1PPMは1/100万なので、数値的には11％＝11万PPMです。
が、11万PPMの様な使用方法はしません。
◆ 1percent(％：parts per cent)；1/100、centは単位として100
◆ 1ppm(parts per million)；1/1,000,000、millionは単位として百万
◆ 1ppb(parts per billion)；1/1,000,000,000、billionは単位として十億
◆ 1ppt(parts per trillion)；1/1,000,000,000,000、trillionは単位
　 として1兆
の単位系列なので11％は11％での表示が一般的です。

英語の数の単位に
＊ a hundred；100
＊ a thousand；1000
＊ a million；1,000,000
＊ a billion；1,000,000,000
＊ a trillion 又はa thousand billion；1,000,000,000,000
がありますが、
a millionの事を10,000hundredとはあまり言わないでしょう。
それと同じ事です。

PPMとはパーツパーミリオン、100万分のいくつ。1PPMは百万分の1個です。
不良率で1/100、％より少ない数値の場合PPMを使います。11%を11万PPMとは言いません。
音楽でミリオンセラーと言う表現を使いますよね。100万以上売れたものに使います。
口で言うのは簡単ですが不良は”０”が目標です。難しいですよね。

以前に同様な質問がありました。
分かり易く解答してあるので、参考にしてください
（私が書いたわけではないですが）。

１１万ppmで正しいと思います。
しかし、表現としては通常、質問のような不良数であれば１１％と表現し、
不良発生数が少ない場合はppmを用いると思います。