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内径100mmの加工について
2009/06/17 10:07
- 内径100mmの加工方法と条件についてご相談させてください。
- アルミ四角材120mm長さ300mmに対して内径Φ100 深さ300の加工を行いますが、懸念事項があります。
- 加工効率の面・品質の面・工具等を考慮して、旋盤とマシニングのどちらが適しているかご教授いただけないでしょうか?
内径100mmの加工について
はじめまして、切削加工会社で生産技術・品質を担当している者です。
弊社にて、アルミ四角材120mm長さ300mmに対して
内径Φ100 深さ300の加工を行います。
恥ずかしい話、大きなワークの加工が慣れておりません。
そこで、皆様にご教授願いたいと思い投稿させていただきます。
材質:アルミA6063 四角材 □120mm 長さ300mm
加工寸法:Φ100(公差は+0.05~0) 深さ300 荒さRz3.2
加工検討の結果、条件が以下の通りになりました。
●加工機械:旋盤(チャッカー)
●加工方法:ボーリング(ドリル→ボーリング→ボーリング…)
●工具:イスカル S40U PDUNR/L-15 Φ50mm 長さ350mm
懸念事項
●四角120mmに対してΦ100の穴をあけるので、真円が出せるかどうか
●ビビリ・テーパがでてしまうのではないか
旋盤にてボーリングで加工しようと検討中なのですが
他に加工効率の面・品質の面・工具等でこちらの方法が良い等御座いますでしょうか?
旋盤よりマシニングの方が良い等ありましたらご教授お願い致します。
質問者が選んだベストアンサー
BT50主軸の横形マシニングセンタが有れば、
・ワークの端々をシッカリと押さえる
(加工後取り外したときの変形に注意!)
・イスカル(ヘリミル),サンドビック(R790),三菱(AXDまたはBXD)
などのアルミ加工に特化したφ63カッターとマンヨーツールなどの
ロングアーバを用いて、ヘリカル穴加工
(B軸反転加工ができればホルダは短くできる,壁面精度もソコソコ良い)
・大昭和精機のボーリングバーで仕上げる
水溶性クーラントをジャブジャブ掛けることが肝要です。
ワークの数量があれば何とかなりますが、一品モノでは工具費が
とてもペイできないので、あくまでもご参考まで。
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その他の回答 (2件中 1~2件目)
旋盤でのボーリング加工では、工具の突出し長さに要注意です。
今回、予定されているボーリングバイトはφ40なのでL/D=8.75倍ですのでびびりが発生すると思います。とにかく、L/D=5以下(通常は4以下)にしないと問題がありますので、できるだけ太いボーリングバイトを使用する。
推奨はφ80ぐらい。これが、旋盤に取り付けられない場合は、マシニングでのボーリングの太いものを選ぶ。(これも同様にφ80を)
また、チップはこのボーリングバイトではネガチップなので、アルミ加工用はポジチップで各工具メーカーからいろいろなアルミ用ブレーカや材種がありますので、お勧めします。
もう少し、加工する方向が決まればもっといいアドバイスができると思います。
頑張ってください。
お礼
2009/06/18 19:22
回答ありがとう御座います。
やはりビビリが問題になりそうですね…
面粗度も厳しい状況とΦ80が取り付けられる加工機がないため
マシニングでの加工も検討することになりました。
ご教授ありがとう御座いました!
お礼
2009/06/18 19:34
ご回答ありがとう御座います。
なかなか工具費等がかさんでしまうかもしれませんが
NC旋盤と横型のマシニングセンタで検討することに致しました。
貴重なご意見ありがとう御座いました。
参考にさせていただきトライしたいと思います。