このQ&Aは役に立ちましたか?
HSKシャンクの硬度について
2023/10/17 17:18
- HSKシャンクの磨耗で工場より問い合わせが来たので、ISO及びDIN規格を調べても材質及び熱処理に関する規定の記載が無いことがわかりました。
- 工具メーカーによっては独自のノウハウで硬度を決めているものの、一般的にはHSKシャンクの硬度に関する明確な指定が見つかりません。
- HSKシャンクの硬度について詳しい情報を知っている方がいらっしゃいましたら、教えていただけると助かります。
HSK シャンクの硬度
2009/04/22 17:35
何時も勉強させて頂いています。
HSK シャンクの磨耗で工場より問い合わせが来たので、調べているのですが、ISO及びDIN規格を調べても材質及び熱処理に関する規定の記載が無いのですが、明記している工具メーカーも有ります。
これはメーカーが独自のノウハウで決めているのでしょうか、メーカーによって多少の違いが有るものの、粗同じなのですが、いまいち決めてが見つかりません、御存知の方がいらっしゃいましたら教えて下さい。
宜しく御願いします。
質問者が選んだベストアンサー
HSK-AタイプとHSK-Cタイプは、ISO規格、JIS規格において寸法や
クランプ力などが規定されています。材質や硬度は明記されてお
らず、メーカ各々のノウハウとなっているようです。
ICTMに記載されているホルダの材質・硬度は海外でもそれほどの
違いは無いみたいです。
因みにICTMの内容が昨年ISO規格となりましたが、HSK-AやHSK-Cと
同様に、材質・硬度については言及していないようです。
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
その他の回答 (4件中 1~4件目)
以下のURLサイトで、HSKシャンク規格の内容が多少は確認できます。
さて、HSK シャンクの硬度に関しては、
* 浸炭での表面硬度アップ(SCM415材等での)
以下URLでの硬度換算表、SCM415を確認
又は、資料?【素材のデータベース】のクロムモリブデン鋼の熱処理内容を
確認して下さい。
* 窒化処理等での表面硬度アップ
で、表面を硬度アップ(パイプ効果で剛性をアップし、接触面の耐摩耗性
も向上して、内部は柔らかく靭性を持たせる様にしています。
また、熱処理のやさしい話で、
* 第10章 焼入れ、(1)焼入れについて
* 第15章 物理的硬化法、(1)高周波焼入れ
* 第16章 化学的硬化法、(5)浸炭窒化 (6)窒化処理 (7)ガス窒化
(8)プラズマ窒化(イオン窒化)等を
確認してみて下さい。
*
お礼
2009/04/23 12:47
ICTM規格以外では明確な規定は無いようですね、頂いた回答を参考に答えを出します。
有難う御座いました。
ISOやDINの規格は分かりませんがICTM規格?の中では
次のような規定があります。
> ・回転工具用ホルダ
> JIS G 4105に規定するSCM415また
> は、これと同等以上の性能を持つもの。
>
> 硬度:52~58HRC
> 浸炭深さ:0.8~1.0mm
> 但し、ネジ部は浸炭防止をすることを推奨。
> ・旋削工具用ホルダ
> JIS G 4103に規定するSNCM439あるい
> は、JIS G 4105に規定するSCM415また
> は、これと同等以上の性能を持つもの。
>
> SNCM439:40HRC以上
> SCM415:浸炭焼入れ 52~58HRC
> 浸炭深さ0.8~1.0mm
> 但し、ネジ部は浸炭防止をすることを推奨。
下記サイト内のICTM規格のPDF 5.5 材質および硬さ より
お礼
2009/04/23 12:40
回答有難う御座います、参考になりました。
この規格は日本国内の有力メーカーで発足した規格のようですが、世界的に見てICTMはどの程度認知されているのでしょうか?
海外にも支社及び工場が有るので(もちろん顧客も)、日本では・・・・は、通用し難いのですが。
通常素材が決まっておれば
耐摩耗性を考慮して その材料のほぼ最高の高度に熱処理します。
HSKは調べた事が無いが
BTツールなら SCM415 が多い(HRC58~62)
プルスタッドボルトは SNCM 又は ダイス鋼
いずれも硬度は HRC60 程度ですね(ダイス鋼はちょっとプラス目)
ちなみに工作機械の主軸もSCM415などの浸炭材が多い
硬度と粘り強さで好まれるようです。
お礼
2009/04/23 12:27
回答有難う御座いました。
お礼
2009/04/24 08:52
やはり材質や硬度の規定は無いのですね、磨耗に関してはメーカーに問い合わせます。
有難う御座いました。