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機械設計の業界における図面の軽視について
2023/10/17 19:22
- 機械設計の業界では図面を軽視しているのか?当社と他社の比較から解説します。
- 機械設計では図面を軽視しており、基本的なJISに基づかず個人のやり方で描いている当社についてご紹介します。
- 当社の機械設計においては図面の読み方や公差、仕上げ記号、寸法の追い方などが問題視されています。他社との比較や設計者・現場の意見を通じて、図面の重要性について考えます。
機械設計の業界では図面を軽視しているのか? 当社…
2009/03/08 19:03
機械設計の業界では図面を軽視しているのか? 当社と比較してください。
小さな会社で産業機械の設計をしています。
機械設計では図面を軽視しているのでしょうか?
機械に関しては当社の図面しか見たことがないので、他社と比較できなく
わからない点があるのですが、
当社はとにかく図面を軽視しています。
基本的なJISに基づいて描かないです。
相手に伝われば良い。わかれば良い。そんなレベルです。
だから、あまりJISにとらわれず個人個人の好きなやり方で図面を描いています。
確かに相手に伝わるのは大事なことです。
しかし、JISがあるんだからそれを守るのが良いのはないかと思います。
その旨を言ったら、その人からは「関係ないよ。相手に伝われば良いから。」
さらに小生が「ここの指示が抜けていますが」と言ったら、
「指示しなくても、わかるでしょ。だから指示しなくてもいいんだよ。」と開き直りのように言われました。
それって、図面を読む人が変わると読めないのではないか?問い合わせがくるのではないか?と思います。図面は誰が見ても同じ認識がある、つまり共通認識をもつものではないか?と思います。
そもそも、わかるから指示しなくていいというのは、手抜き図面と思います。
そういったことが結構多いのです。
断面指示もありません。自分に都合の良い部分で断面にしてします。
断面の側面図も勝手に描いています。断面の側面図ってあるの?と思いましたがどうなんでしょうか。私はないと認識しています。
公差もありません。公差は図枠の隅に入れるJISの標準公差です。
寸法おのおのに公差はいれないので、よく現場から穴が合わなくて組み付かないと言われます。こんな問題があっても公差は入れようとしません。
嵌め合う部分も、加工者が考えて上手くやってくれるよと言って公差は入れません。これは、当社の機械を知っているから通用することで、
違う外注さんに造らせたら同じ様に加工はしてくれません。
同じ図面を誰が見ても同じ用に加工できなくてはなりません。
それなのに直そうとしません。
仕上げ記号もおのおのに入れません。
図枠隅にまとめ入れる指示で済ましています。
JISに基づいた図面を書こうとしないから、記号もあまり知りません。
溶接記号も使いません。
記号を使えば簡単に指示できることも、記号を知らないから
文章で指示しています。結果図面には日本語が多いです。
確かにそれでも伝わります。
しかし、設計者がそれでいいのでしょうか?
寸法の追い方もめちゃくちゃです。
関連する部品同士は同じ方向から同じ様に追わないといけないですよね。
部品Aと部品Bが組み付きます。
端面から追うなら、部品AもBも端面から追わなくていけません。
中心から振り分けるなら、部品AもBも中心から振り分けです。
それが、なってないんです。
なっていなくても組み付きます。
組み付きますが、設計者としてそれでいいのでしょうか?
ただ、寸法を入れているだけではないのか?
材質の表記も、メッキなどもいい加減です。
メッキなどは日本語です。ある人から他社はみんな記号で指示していると聞きました。
材質名も、アルミニウム合金はA5052やA5056などとしません。
Al-P、Al-Bです。
ひどいときはAlです。
これも、図面から形状を見ればアルミニウム合金の何千番台かわかるからいいそうです。
こんな感じなんです。勿論、旧JISのままです。少しずつでも切り替えようとしません。
機械設計という業界では、図面はこんなものなんでしょうか?
図面を軽視しているのでしょうか?
他社もこうというなら、納得するしかありませんが、
私は、当社の人間がただ、手抜きしている、面倒くさがっているだけではないのかと思います。
皆さんの意見をお待ちしています。
ただ、現場からはいつも設計はしっかりした図面を描いてくれ!と言われます。やはり手抜き図面、いい加減な図面と思われているようです。
それに対して設計側は、ささいな部分だし、考えれば直ぐにわかるからいいだろ。という考えです。私は、設計ですが現場の人の考えが正しいと思います。
厳しい意見でも大いに結構です。
真実をしりたいです。
宜しくお願いします。
回答 (18件中 16~18件目)
正直、驚きました。
現代日本に、そんなので通用する機械関係の会社があることさえ驚愕です。
「図面は、最高の契約文書です。」
図面に描いてないことは、一切、実施してはなりません。
明らかに図面の不備であり、指示が抜け落ちているからといって
勝手に処理を追加してしまっては、それは契約違反になります。
逆に、図面指示があるのに、それに外れるものを納めてトラブルになれば、
全額、賠償することになります。
・・それくらい厳しいものです。
多くの真っ当な会社は、そういう覚悟で図面を作成し、取り引きしています。
私だったら、そんな会社とは付き合いません。
> 機械設計では図面を軽視しているのでしょうか?
貴方の技術者としての将来を考えるなら、
会社を変わった方が良いと思います。
(今の経済情勢は、厳しいですけれど。)
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こんにちは。
私は、以前金型屋でいたのですが、そこの社長が図面を書いていました。
とにかく、素人図面で、つじつまの合わないことや
客先の仕様を無視していたりと、とにかく哀れな図面でした。
それでも、図面を提出する必要がないときはなんとかなっていました。
が、客先によっては、保守の都合上図面提出をきつくいわれることもあり、
そんなときはトラブルが絶えませんでした。
外注に仕事を出すにも、外注先が図面を見てわからないなんてことは常で、
その都度、出向いては説明をするのですが、説明する私もよくわからない
なんてことが度々でした。
やはり、最低限、誰がみても理解できる程度の物は作図する必要があるのではないでしょうか。
とりあえずは、あなたがそう心がけて作図するようにしていくしかないのではないでしょうか。
お礼
2009/03/08 21:06
ありがとうございました。
私も、他社の図面を見る機会があって「これめちゃくちゃじゃないか?」と思ったことがあります。図面と製品が合っておらず、規格にも全然入っていません。よくもまあこんな図面で成り立つなぁと思いました。
昔は全部品を一人の職人さんが作っていましたが、今は部品ごとに違う業者さんに製造を委託しているケースも多々あるでしょうから、適当に図面を作っていたらいつか絶対に破綻します。以前は寸法だけでしたが、それだけでは形状を正確に表せないということで、幾何公差も導入されました。
文章を拝見した限りでは、貴社の設計者は製造の人たちに甘えている感じがしますね。役割分業が進み、製造を完全に外部委託するといった事態になれば、慌てふためくでしょう。
ただ、図面とは正確に情報を伝えることを目的とした手段ですので、「JISに則っていないからダメ」というのは少し乱暴かな、とも思います。
明らかに指示しなくても分かること(たとえば、他の寸法が決まれば自動的に決まるところ)をわざわざ指示すると、全体の整合性がとれなくなるかもしれません。
また、JISは勝手に変更されますので、すべての図面を新JISに合わせて随時切り替えていくことは極めて困難だと思います。「新しい製品の図面は新JISで、既存図面は機会があれば修正」というのが一つのやり方ではないでしょうか?
他、業務効率化という観点からすると、貴殿のおっしゃるように完璧な図面を描くことが全てだとは思いません。"甘える"ということは、相手を信頼しているということなんです。省略しても現場が自分で考えて対応してくれるのはありがたいことです。手を抜けるところは手を抜いてみてもいいのではないでしょうか?何でもかんでも形式的に指示すると、現場の人は設計に「自分たちは信用されていないのか」「現場は設計の言うことを聞くだけの人形か」と誤解を与えかねません。
貴殿の立場が分かりませんので、「こうするといいよ」ということは言えません。組織の体質はそんなに簡単には変わらないので、貴殿がたとえ社長になったとしても、鶴の一声で変わることはないと思います。少なくとも私は、何でも規則で縛り付けるよりある程度個人に裁量権を与えられた方がやりがいがありますね。
最後私見が入りましたが、こんな感じでどうでしょう?
お礼
2009/03/08 21:13
ありがとうございました。
>文章を拝見した限りでは、貴社の設計者は製造の人たちに甘えている感じが
>しますね。役割分業が進み、製造を完全に外部委託するといった事態になれ
>ば、慌てふためくでしょう。
小生もそう思います。甘えていますよね。加工者が変われば、今の図面では加工できないと思います。
>ただ、図面とは正確に情報を伝えることを目的とした手段ですので、「JISに則っていないからダメ」というのは少し乱暴かな、とも思います。
まぁーそうですね。ガチガチにまでは行かなくてもいいとは思いますが。
>また、JISは勝手に変更されますので、すべての図面を新JISに合わせて随時切り替えていくことは極めて困難だと思います。「新しい製品の図面は新JISで、既存図面は機会があれば修正」というのが一つのやり方ではないでしょうか?
確かに、全て瞬時に切り替えても対応できないこともあると思いますので、
そういう手もあると思います。
>他、業務効率化という観点からすると、貴殿のおっしゃるように完璧な図面を描くことが全てだとは思いません。"甘える"ということは、相手を信頼しているということなんです。省略しても現場が自分で考えて対応してくれるのはありがたいことです。手を抜けるところは手を抜いてみてもいいのではないでしょうか?何でもかんでも形式的に指示すると、現場の人は設計に「自分たちは信用されていないのか」「現場は設計の言うことを聞くだけの人形か」と誤解を与えかねません。
なるほど。納得しました。
>組織の体質はそんなに簡単には変わらないので、貴殿がたとえ社長になったとしても、鶴の一声で変わることはないと思います。少なくとも私は、何でも規則で縛り付けるよりある程度個人に裁量権を与えられた方がやりがいがありますね。
小生も何度言っても変わらないの実感しています。
そういうものなんですね。
>最後私見が入りましたが、こんな感じでどうでしょう?
いえ、大変ありがたかったです。
ありがとうございました。
お礼
2009/03/10 00:55
ありがとうございました。
>図面に描いてないことは、一切、実施してはなりません。
私もその通りだと思います。
私も、これでよく続いてきているな(会社が潰れないで)とびっくりしています。