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2009/03/08 10:41
工場の計測器の校正期間を見直そうと考えておりますが、期間設定に関する資料(文献・団体HP)等ご存じ方アドバイスを賜りたいです。
ちなみに現状と変更案は以下の通りです。
--------------------
◎現在の設定期間
全て1年間
◎変更案
以下の物は1年間を継続
製品の成績表提出用として測定値を要する物
例)マルチメーター・電流、電圧指針計・ノギス
安全に関わる物
例)耐電圧計、絶縁抵抗計
以下の物は3年間に延長
日常点検等に要する物
例)半田こて温度計・ドライバートルク・比重計
波形確認に要する物
例)電流プローブ・オシロメーター
------------以上お願いします-------
計測器関係は、基本的に回答(2)にもありますように、使用頻度・方法によりまちまちです。
安易に校正頻度を変更すると痛い目に会うと思います。
例えば、校正期間を1→3年にした場合、3年後に校正した時NGになった場合、前回校正以降に生産した品物が、正しく生産できたか検証しなければなりません。
そのために、膨大なデータを引き出し、整理しなければならないことを考えると安易に出来ないと思うのですが…
ちなみに弊社では、ノギス・マイクロ等は半年、秤等は1年で実施しています。
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カテゴリーがISOだからISO9001で言う所の7.6測定機器の管理に関しての質問という前提で。
校正インタバル資料・文献なんて無いと思います。あれば私も知りたい位。
同じ計測器でも使用頻度や環境等が違えば、同じ校正インタバルで安心できるはずがないでしょ?
唯一根拠と主張できるのは御社の校正実績です(使用環境や使用頻度が加味されているから)。例えば毎年の校正時の記録を集めて保障範囲の限界値に対して5年位で外れそうだとトレンドがつかめたらインタバルを3年に設定するとか・・・。校正の度に保障範囲の中央値にリセットしているならこの方法も使えませんけどね。
もう気になるのが日常点検とか確認に使う物の校正インタバルを延長しようとしていること。測定値の正当性を保障する計測器だけが国家標準にトレーサブルな校正(一般に外部機関に高いお金を出して校正するやつ)を要求されているので間違えないように。
例えば肉屋の店頭の秤は測定値の正当性が保障されなければならないけどバックヤードにある挽肉機に投入する肉の目安の重さを量る秤はトレーサブルでなくても良いのですよ。この場合、校正された店頭の秤で量った錘でバックヤードの秤の表示を点検する等でOKですから念のため。必要以上の精度や表示の有効桁数を追い求めていないかも重要です。
2009/03/10 20:29
ご回答ありがとございました。
>必要以上の精度や表示の有効桁数を追い求めていないかも重要です。
参考文献を紐解いてみたら「要は自社で計測器をどの立場で使うのかを見極めた上で周期を設定する」とありました。
経費削減の昨今「必要以上」なのか否か見極める嗅覚が必要ですね。
2009/03/10 20:21
お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。
どちら様も同じ悩みを抱えてらっしゃる訳ですね
参考になりました
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2009/03/10 20:33
アドバイスありがとうございました。
周期延長に少し戸惑ってしまいました。
でも、周期延長した場合外部(顧客)から指摘を受けても胸を張って対応出来る根拠を用意するように致します。