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テーパーピンか、ストレートピンか
2023/10/17 19:55
- 機械や治具の組立調整後に、位置決めのため、ハンドドリルで穴あけをし、リーマを通してピンを打つ場合、テーパーピンの方が良いのでしょうか、それとも、ストレートピンの方が良いのでしょうか?
- 私が以前居た工作機械メーカーでは、全てテーパーピンでした。あるお客さんは、今まで全てストレートピンを打っていたそうです。
- 双方のメリットデメリットは何でしょうか。
テーパーピンか、ストレートピンか
2009/02/23 19:37
機械や治具の組立調整後に、位置決めのため、ハンドドリルで穴あけをし、
リーマを通してピンを打つ場合、テーパーピンの方が良いのでしょうか、
それとも、ストレートピンの方が良いのでしょうか?
私が以前居た工作機械メーカーでは、全てテーパーピンでした。
あるお客さんは、今まで全てストレートピンを打っていたそうです。
皆さんは、どちらを使っているでしょうか。
双方のメリットデメリットは何でしょうか。
以上、宜しくお願いいたします。
質問者が選んだベストアンサー
簡単に言います。
組立調整後に穴をあけるのがテーパピン。
部品加工時に穴をあけるのが平行ピン。
テーパピンのメリット 抜け難い。分解再組立て後の精度が高い。
平行ピンのメリット 組立時の調整が不要。
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その他の回答 (3件中 1~3件目)
テーパーピンは共加工でリーマーをしないと打てません。
昔(小生がこの世界に踏み込んだ頃)は機械を組立てて、心出しを行い、機能確認が済んだら、テーパーピンを打ちながら、分解をしてゆき(共加工をするために邪魔な部品は取り外す)すべての穴加工を終えたら、ピンを打ちながら組立ゆき、すべてをくみ上げて、試運転をして終了でした。
その時代にはマシニング、NC工作機械はありませんでした。高精度の標準尺を拡大鏡で覗いて位置を確認するフライス(非常に高価)が有り、高精度の要求される部品を加工していました。
現在はマシニングで予め部品のすべてに基準穴を加工しておき、その穴にピンを打ちながら組立をして、機械を完成させる方法が主流になっています。この場合にはストレートピンを使います。テーパーピンは使えません。
お礼
2009/02/24 12:36
ご回答ありがとうございました。
「手作業で」リーマを通してピンを打つのに、どちらのピンが適しているか。
ということを、お聞きたいと思いました。
私の質問の内容が、舌足らずだったようですので、補足させていただきます。
現在、機械加工できる部分は、全てH7の穴加工をして、ストレートピンを
打っていますが、そうして組みあがった治具を、客先の機械に設置する際、
位置決め後に、手作業でピンを打つ必要があります。
当然、機械加工は出来ませんので、ハンドドリルで穴あけ、
リーマ加工をして、ピンを打ち込みます。
ご回答の内容からしますと、やはり、テーパーピンの方が適していると
言う事が、分かりました。ありがとうございます。
機械加工の精度が出せない時代に、どうやって
高精度の組立をしていたのか、大変参考になりました。
貴重なご意見ありがとうございました。
機械や治具の組立調整後に、位置決めピン加工して、使用後
またメンテナンス等で分解して、その位置決めピンで再現し
組み立てますが、その精度が100分の*mmより精度がいるなら
テーパーピン。10分の*mm程度なら、ストレートピンや
ロールピン(C形状のバネピン)を使います。
メリットデメリットは、コストと精度です。
テーパーピンの方が価格や工具の価格が高い筈です。
ハンドドリルで穴明けをし、なので両者とも現合で(リーマ含み)加工
ですよね。
お礼
2009/02/24 09:40
ありがとうございました。
漠然と感じていた疑問が解決し、すっきりしました。
お礼
2009/02/24 20:14
ご回答ありがとうございました。
テーパーピンの方が、振動により、抜け方向にピンに力が加わりやすく、
抜けやすい可能性があるのではないかとも考えていましたので、
「抜け難い」というご回答が参考になりました。
モールステーパーなど、テーパーのはまりで、充分抜けにくいですから、
テーパーピンも同じですよね。
どうもありがとうございました。