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定寸送りコンベアの搬送物のズレ量について困っています
2023/10/17 21:24
- 定寸送りコンベアの搬送物のズレ量について困っています。二本のベルトコンベアを使用して鉄板を搬送する機械を設計しているのですが、お客様からズレ量を計算で出せないかという要望があります。
- 搬送物のズレ量は、機械のスペックによって変わることが分かります。速度、加減速、摺動抵抗、送りピッチ、搬送物の重量、接地面積などが影響を与えます。
- ただし、具体的な計算式は分かっていないため、どなたか詳しい方に教えていただきたいです。
定寸送りコンベア上の搬送物のズレ量について
2009/01/30 19:42
定寸送りコンベアの搬送物のズレ量について困っていますのでどなたか教えて下さい。
現在、二本のベルトコンベアを並列に配置して鉄板を搬送していく機械を設計しているのですが、お客様よりズレ量を計算で出せないか?と言われています。
機械のスペックは、速度=1700mm/sec、加減速=0.35G、摺動抵抗=0.45、送りピッチ=1800mm、搬送物重量=10kg、接地面積=右側3000mm2 左側6000mm2です。
加減速と接地面積が変われば出てくる値は変わると思うのですが、計算式が分かりません。
どなたか教えて下さい。
回答 (2件中 1~2件目)
修道抵抗よりは、摩擦係数です。
簡単には、プッシュプルゲージで、搬送物重量(10kg)を横から押し、
動き始める力が2kgなら、静摩擦係数は2kg/10kgで0.2となります。
そして、加減速が0.35Gなら、10kg×0.35で3.5kgの横荷重が掛かり
搬送物は動き(横滑り)ます。
この状態は、加速時間中と減速時間中に発生し、定速時間中には
発生しません。
これを、計算で概略求める事も可能ですが、摩擦係数の再現性は
あまりなく、数十%の割合で誤差が生じます。
因って、
* 加速と減速のG(時間)を同じにして、ずれ量の±を相殺する
摩擦係数の再現性があまりなく、数十%の割合で誤差が生る
* 測定の結果の静摩擦係数が0.2なら、その半分の0.1(10kg×0.1=
1kg)0.1Gの加速と減速とで制御すれば、基本的にはズレません
スローアップ、スローダウンの加減速設定が大切です
の何れかを検討下さい。
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質量 m=10kg
加速度 a=0.35*9.8=3.43m/sec2
速度 V=1.7m/sec
摩擦係数 μ=0.45
とすると
ワークを動かすのに必要な力 F=ma=10*3.43N
摩擦力 f=mgμ=10*9.8*0.45=44.1N
f>F によりスベリ量は 0
参考までに f<F の時は
滑らせる力 f1=F-f N
ベルトに対するスベリ加速度 A=f1/m m/sec2
加減速時間 t=V/a sec
スベリ量 L=At^2/2 m
接地面積が3000mm2で10kgということは、仮に鉄の四角柱とすると
底辺は約55mm、高さは約425mmになって絶対に倒れます。