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材質の違いと異なる材質の問題
2023/10/17 21:29
- 事務関係で材質に詳しくないため、材質の違いや問題について教えてください。
- 図面には『SGD41』と書かれていますが、加工業者からは『SS材』や『SGD1M』などの材質も使用されています。異なる材質が使用されていることに問題はないのでしょうか?
- 『SGD41』、『SS材』、『SGD1M』、『SGD3M』それぞれの材質の違いは何なのでしょうか?
材質で何が異なりますか?
2009/01/29 11:09
私は事務関係で材質はよくわからないので、教えてください。
図面には『SGD41』と記載があります。
加工業者?から、『SS材』を使用します。
加工業者?から、『SGD1M』を使用します。
(加工業者?からは『SGD3M』は入手出来ませんとコメントあり)
疑問?・図面と異なる材質で問題ないのでしょうか?
(客先に確認する前にある程度理解しておきたいのですが・・)
疑問?・そもそも、『SGD41』『SS材』『SGD1M』『SGD3M』は何がどう違うのですか?
大変お手数ですが、教えていただけると幸いです。
質問者が選んだベストアンサー
SGDとはJIS規格で定められたみがき棒鋼用一般鋼材と言われているもので
す。
図面に載っていたSGD41というのは旧表示です。
みがき棒鋼の引っ張り強度が41kg/mm^2の性能補償された鋼材
という意味です。
現在は表示が変わりSGD A or B とSGD1 or 2 or 3 or 4
6種に大別されています。数字の後のMはマンガンの含有量を変更している
しるしです。
これで?と?の業者さんは旧表示を現在の材料規則に従った表示で書いて
いるため違う記号で提案されたのでしょう。
ところが?と?の業者さんが提案されてきた素材は、SGD41と引っ張る力
に対する強さを補償していない種類ですので、強度の補償をしないといけ
ない使い方をする場合は適当な素材ではないと思います。
(強度が要求されない使われ方をするなら業者提案の問題ないと思います
が、設計に確認を取ったほうが良いです)
次に?ですがSSとは一般構造用の圧延鋼材です。
強度で定義されているので?の業者さんは41を見てこちらを提案
されたんだと思います。SS400なら引っ張り強さが相当のものとなります
ので。
以上が業者さんの提案されいる材料です。
私見ですが、SGD41を純粋に置き換えるのであればSGD B材が純粋な
置き換えになると思いますので、SGD B材でできないか聞いてみるの
が良いかと思います。
もし上記に説明しているような性能上の違いを受けないような部分に
使用する部品であれば、どれを選択してもよいと思います。
コストもあることかと思いますので。
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その他の回答 (2件中 1~2件目)
>疑問?・図面と異なる材質で問題ないのでしょうか?
基本的にはNGですが,入手の問題で業者から変更を要望されることは
良くあることだと思います。代替え材料に対しその可否を決定するのは
設計者の判断です。業者が決める問題ではありません。
>疑問?・そもそも、『SGD41』『SS材』『SGD1M』『SGD
3M』は何がどう違うのですか?
回答(1)の方と同じになりますが
『SGD41』:旧規格表記で一般鉄鋼材(SS相当)のみがき加工品
41は引張り強度を41kgf/mm2以上を示します。
『SS材』:一般機械構造要鋼
『SGD1M』『SGD3M』:みがき棒鋼用一般鋼材の成分分類
詳しくはJIS G3108をご覧下さい。下記サイトで閲覧できます。
お礼
2009/02/02 12:43
素人の質問に、丁寧なご回答ありがとうございました。
大変勉強になりました。
お礼
2009/02/02 12:44
素人の質問に、丁寧なご回答ありがとうございました。
大変勉強になりました。