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位置エネルギーを熱エネルギーに換算する式とは?
2023/10/18 02:23
- 位置エネルギーを熱エネルギーに換算するには、仕事-エネルギー定理を用いることができます。
- 重量物が自重によって落下し、遠心ブレーキによって定速に落下する際には、熱量が発生します。
- 理論的に熱量の上昇を検討するためには、物体の重さ、落下距離、遠心ブレーキの機構などを考慮する必要があります。
位置エネルギーを熱エネルギーに換算する式を教えて…
2010/08/31 10:05
位置エネルギーを熱エネルギーに換算する式を教えて下さい。
位置エネルギーを熱エネルギーに換算する式を教えて下さい。
重量物を自重によってレール上にて落下させます。ラック・ピニオンにより落下時に減速機によって減速させます。更に遠心ブレーキにて定速に落下させようとしています。
その時、遠心ブレーキに熱量が発生すると思うのですが、どれくらい温度が上がるものなのか。理論的に検討したいと思い、質問させて頂きました。
よろしくお願いします。
回答 (2件中 1~2件目)
ブレーキをかけながら等速状態で落下するならば、mghで求められる位置
エネルギー(単位はJ)がすなわち熱エネルギーです。
ここで、mは物体の質量(kg)
gは重力加速度(m/s^2)
hは落下する高さ(m)
ごく短時間の現象であれば、このエネルギーをブレーキドラムの熱容量
で割れば温度上昇が求められます。熱容量(J/K)は、ブレーキドラムの
材質の比熱(J/K・kg)にその質量(kg)を掛ければ求められます。
定常的な温度上昇であれば、発生する時間あたりのエネルギー(J/s)を
求め、ブレーキドラムの放熱に関与する表面積(m^2)と熱伝達係数
(W/m^2K)の積で割れば温度上昇が求まります。
空気に対する熱伝達係数は、静止している物体の場合、12W/m^2K程度
ですが、ブレーキドラムの場合は、回転速度によって強制空冷される状態と
思いますので、上記値の数倍の値となるでしょう。(温度上昇として数分の
一ということ)
実際に計算する上では、熱伝達係数の見積もりが難しいところでしょう。
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動力(単位時間当たりのエネルギー)換算値により換算できます。下表を
参照下さい。位置エネルギーの変化量は機械各部の弾性エネルギーおよびギ
ヤや軸受の摩擦により発生する熱およびブレーキに発生する熱に変換されま
す。多くはブレーキに発生する熱だと思われますが、実際の状況を知るには
計測が必要かもしれません。