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サーボモータの負荷トルク増加とモータ出力トルクの関係
2023/10/18 02:31
- サーボモータの負荷トルクが回転数に比例して増加する問題が発生しています。
- 昇降テーブルのモータ出力トルクが実測値で計算値の200%となり、ベルトの張力変化では改善されなかった。
- モータの出力トルクが回転数に比例して増加していることが判明したが、具体的な算出方法が分からない。
サーボモータの負荷トルクが回転数に比例して増加し…
2010/08/24 15:33
サーボモータの負荷トルクが回転数に比例して増加してしまいます
正方形の板の四隅にボールねじを固定し、
それら4個のボールねじのナットと、
サーボモータにタイミングプーリを取り付けて、
タイミングベルトをかけ、4個のナットを同時に
回転させる事で、正方形の板を上下させる
昇降テーブルを製作しました。
その昇降テーブルのモータ出力トルクを測定したところ
2000rpmの等速時のトルクが、
計算値=定格トルクの80%に対して
実測値=定格トルクの200%となってしまいました。
タイミングベルトの張力を変化させても、
トルクは下がりませんでした。
ナットの回転軸受けと使用している、アンギュラベアリングの
摩擦負荷を測定しても、計算値と変わりありませんでした。
いろいろ調査した結果、モータの出力トルク(等速時)が
回転数に比例している事がわかりました。
500rpm=50%
1000rpm=100%
2000rpm=200%
回転数に比例して増加するトルクについて調査しましたが、
ベルトの引き回し方法(アイドラの径や配置、個数)によって、
変化があるようだ、という事までつきとめたのですが、
どの様に算出するのかわかりません。
したがって、どの程度影響しているのか?
他の影響は無いのか?
解らず、困っています。
どなたかご存知の方がおられましたら、回答をお願いします。
回答 (3件中 1~3件目)
昇降装置において、一定の質量を昇降させようとしたとき、昇降速度に
比例して原動機のトルクが増減するのは、原理的に当然のことと思います。
1kgの質量を1mの高さ持ち上げたときの仕事は、mghであって
上昇速度にかかわらず、1kg×9.8m/s2×1m=9.8Jです。
しかしながら、仕事率(単位時間あたりの仕事)は速度によって変わります。
1秒の時間で持ち上げれば仕事率は9.8J/s(=W)です。
半分の時間0.5秒で持ち上げれば、9.8÷0.5=19.6J/Sです。
速度が速いほど仕事率が高くなる=トルクが大きな値となるのは物理法則
どおりの挙動と思います。
#2回答者さま
ご指摘頂きありがとうございました。考え違いをしていたことに気づくこと
ができました。
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4本のボールネジを完全に同期して動かすのは難しいと思います。ボールネ
ジの容量に余裕があれば2本でドライブし、ガイド程度の軸2本で支える構
造の方が良いでしょう。回答(1)さんの言われるように構造的な問題のよう
に思います。
回答(3)さんの論理を整理してみます。
動力PはトルクTと回転数Nにより次式で表されます。
P=A・T・N ? A:比例定数
一方1サイクルの所要時間をtcとすれば
tc=B/N ? B:比例定数
このとき仕事Wは
W=P・tc=A・B・T ?
1サイクルの仕事が一定なら、結果としてトルクも一定になると思います。
速度により負荷が変わるのは慣性モーメントの影響か、摩擦などにより
構造的に発生しているトルクの影響だと考えます。
http://www.washimo-web.jp/Technology/Statics/No22/Statics22.htm
たぶん
ベルトの伸びによって起きる
タイミングズレによる
負荷なんでしょうね
↑
なんどかこういう仕様はの設計の話は来ていたけど
私なら想定していたので
いつも、ギアにしたり
シリンダーで押したりしていた
ベルトテンションでごまかせると思いますが
構造欠陥なので
万歳するしかないです
お礼
2010/09/01 13:09
回答者(1)/(2)/(3)様
ご回答ありがとうございました。ご意見を参考にもう一度見直してみます。