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製品公差を上回る必要性とは?
2010/07/02 09:29
- 製品公差を精度的に上回る必要性について説明します。
- 外形の製品寸法公差が+-0.1位を求められている製品をプレスする場合、金型はどれくらい精度的に上回っている必要がありますか?
- 曲げフランジと曲げフランジとの寸法では+-0.3が求められています。
どれくらい上回る必要があるか
一般的に
外形の製品寸法公差が+-0.1位を求められている製品をプレスする
金型は 製品公差をどれくらい精度的に上回っている必要がありますか?
曲げフランジと曲げフランジとの寸法では+-0.3とかです。
質問者が選んだベストアンサー
検査具や測定器できちんと測定が出来るということ前提でお話します。
トリム工程で場合、材質や板厚の関係で一概には言えませんが
ウチでは基本的には±0.1の要求があれば0狙いで作って
いいとこ±0.05ってとこでしょうね。
ブランクからであればなかなか難しいですね。
とはいうもののお客さんが±0.1の要求があるのならば
当然金型は公差0.1以下にしないとNGになります。
余談になりますが、最近の流れとしてですが、
ウチのお客さんの精度要求がここにきてかなり厳しくなっています。
今まで公差±1.0mmであったものが、基本的には±0.7mmに。
公差±0.5mmであったものは±0.3mmになってきています。
で、ウチはもともと±0.3mmと客先に宣伝していたこともあって
自社検査で±0.1を言われています。
まあ厳しい時代になりました。
この背景には中国があるみたいですけれど・。
(今では中国でも物によりますが、公差±0.7は普通に入れてくると
聞いています)
先にも回答していますが、
金型の狙いは0です。
初めから金型の狙い値を0.05とかの設定すると
とてもではありませんが、0.1の公差では無理と思います。
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その他の回答 (2件中 1~2件目)
外周輪郭形状の寸法公差±0.1を顧客要求されている場合について
金属プレス加工品、金属板せん断加工品の普通公差 JIS B 0408(1991) JIS B 0410(1991)より
抜き等級A:6mmを越え30mm以下
抜き等級B:6mm以下
金型工法による違い
?外周形状のみを一工程で行うブランク抜きの場合:金型精度は0.05以下
?外周形状をトリム工程で複数の工程で行う場合:金型精度0.05/工程数
位置決めパイロットクリアランスを片側0.005とした場合です。
<その他の注意事項>
材質(一般材、高張力鋼板材、非鉄)板厚公差(エキストラ有無、表面処理の有無)、金型設定抜きクリアランス、プレス機械精度、金型構造・・・等により顧客要求公差を満たさない条件が発生します。
特に金型構造で材料を拘束するかしないかで大きく変わりますね。
抜き落し構造<複式抜き<ファインブランキング抜き
<の開き側がより良い金型構造になります。
金属プレス加工品のJIS規格については以下のHPにURLしてください。
補足
2010/07/05 16:12
ありがとうございます。
金型精度は0.05以下 ということで、
製品公差の半分くらいの精度以下が必要ですね。
補足
2010/07/05 16:11
ありがとうございます。
+-0.1のやつはSPCC t1.2ですが。
>±0.1の要求があれば0狙いで作って
>いいとこ±0.05ってとこでしょうね
製品の方の公差がですね。
金型の方は下の回答にもあるように+- 0.05と
倍くらいは精度を出しておかないとならないでしょうか。