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同じ中心線上に存在する公差穴に対しての位置公差とは?
2023/10/18 04:35
- 同じ中心線上に存在する公差穴に対しての位置公差(芯ズレ)を、私の場合穴公差域を中心線からの位置の公差域として考えていましたが、当社の設計から『そんなものはJISには明記されていない、どこにそんなことが表記されているのだ?』との言い回しに、中心線から発生している公差域を持った円がすなわち穴公差であって、直径に公差域があるのだから当然中心線からの半径にも公差があるとのやり取りでしたが、平行線のままです。
- このままでは品質保証の根幹も変えなくてはいけません。誰かいい答えがあれば教えてください。
- 私自身、回答者様とのやりとりのなかで深く考えた結果、答えとしてでてくるのは、『発注者を知る!』ということです。JISはおおまかな基準にしてもいいが、発注者の組織における特別法を認識しなくてはいけないということと、加工部品の機能を知るということでした。
同じ中心線上に存在する公差穴に対しての位置公差
2010/06/16 12:55
同じ中心線上に存在する公差穴に対しての位置公差(芯ズレ)を、私の場合穴公差域を中心線からの位置の公差域として考えていましたが、当社の設計から『そんなものはJISには明記されていない、どこにそんなことが表記されているのだ?』との言い回しに、中心線から発生している公差域を持った円がすなわち穴公差であって、直径に公差域があるのだから当然中心線からの半径にも公差があるとのやり取りでしたが、平行線のままです。
このままでは品質保証の根幹も変えなくてはいけません。誰かいい答えがあれば教えてください。
この質問に回答してくださった方々ありがとうございました。
私自身、回答者様とのやりとりのなかで深く考えた結果、答えとしてでてくるのは、『発注者を知る!』ということです。
JISはおおまかな基準にしてもいいが、発注者の組織における特別法を認識しなくてはいけないということと、加工部品の機能を知るということでした。
JISに沿って全部の図面が整理されれば受注者はある程度楽できるかもしれないし、逆に作図には手間がかかってしまうかもしれないし、なんとも複雑です。
この質問に関しては、グレーの部分が多く残っておりスパッと納得できないものなのかなと感じています。
回答 (8件中 1~5件目)
幾何公差の内容であれば、記入例を確認下さい。
URLで、数点列挙しておきます。
>中心線から発生している公差域を持った円がすなわち穴公差であって、直径に公差域が
>あるのだから当然中心線からの半径にも公差があるとのやり取りで平行線のまま
小生は、昔先輩に中心線は図面には簡単に描けるけど、実物では無いに等しいので、
中心線を基準や基準に準ずる扱いは、極力しないようにと教わりました。
また、直径は半径の2倍なので、公差を四捨五入する際にも、直径が有利。
ノギスやマイクロメーターも、直径を測る測定器ですし。
以上から、直径に公差域にすべきです。
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質問を読んで、
? 旋盤で加工する軸と穴
? 板に開ける2個以上のピッチ穴
か迷ってしまったのですが、他の方と同じように?として回答します。
まず、「中心線に対して」ですが旧JISではどこの(穴、外径、内径?)かわからなかったりするため、新JISではこの表記が無くなりました。
仮にどこかの外径の中心軸をデータム(基準)として考えます。
指示のない普通幾何公差としては、
JIS B 0419:1991 普通公差 ― 第2部:個々に公差の指示がない形体に対する幾何公差
紹介していいのかどうかわかりませんが、
http://www.nagai-giken.com/skb0419.html
JISハンドブック2009と合っているので大丈夫と思います。
ここでは、同軸度は規定しないとありますが、代用として円周振れの値で載っています。
公差等級 H 0.1
K 0.2
L 0.5
公差穴と言うことなので、仮に公差等級Hとしても振れ(≒同軸度)で0.1しか規定されていないわけです。
当然これ以上の精度を求められているようなので、結論としては
・幾何公差を記入する必要がある
となるのでないでしょうか。
お礼
2010/06/18 00:00
私の説明が悪く、要点を伝えられていませんでした。
申し訳ありません。
幾何公差を要求する作業は、少しの図面であれば可能だと思いますが量からいって不可能ですし、発注企業も要求通り取り合ってくれないのが現状です。
いい答えでなくて、申し訳ないが、、、
穴(はめあい)公差から、同軸度(位置公差)を直接的に導くのは、難しい(無理な?)説明だと思います。設計者からの質問は、正当だと思います。
図面の理解の仕方として、
製造側の安全サイドで見る場合、「経験的に類推する」ことがあります。
純粋(単純?)に、図面を理解すると、同軸度(位置公差)の指示が無ければ、一般公差で扱うはずですよ。
私の場合、「経験的に類推する」ことが必要な図面は、不完全な図面と割り切ります。
まあ、色々ありますな。
「ラージH」の誤記など、製図レベルでも素人ぽさが漂いますね。
誤記を直すという姿勢が見られない発注サイドというのも困りものですね。
完成度の低い図面と強気な発注者の組み合わせは最悪ですね。
ここは、技術の森ですから、技術の話として、
「不完全な図面は、補充して、使用する。」わけですけど、
作成者は、補充しない(かも知れない)=>使用者(作業者)が補充しなければならない。
このような議論をしてしまうと、責任のなすりあいのようになって、収拾しません。
現実論として、たとえば、不明点についての確認ルールを客先とつくというのはどうでしょう。(問合せ先/回答責任者などを決めるなど)
お礼
2010/06/17 23:59
>同軸度(位置公差)の指示が無ければ、一般公差で扱うはずですよ。
この点は、当社内で話し合いました。
それでは、図面に記入されていなければほんとにいいのか?
品名・形状を考えると絶対必要なものも普通公差か!
納品した受け入れは、『素人さんに、今後は手配するな!』と、思われないか・・・
納品先の社内規格があれば、何の問題もないのですが。
この間もこういうことがありました。
はめあい記号が、軸に表記された記号がラージHだったそうです。作業者は素直にラージHの公差で加工してしまいました。
当然、相手部品には入らず急ぎの仕事がストップしてしまいました。
『何年やっている業者なんだ!!』と怒ったそうです。
この時勢、相手がほしいものを提供しなければ生きていけないような気がします。
>現実論として、たとえば、不明点についての確認ルールを客先とつくというのはどうでしょう。(問合せ先/回答責任者などを決めるなど)
リピート品に関してはある程度進んでいます。
問題は、スポット的な加工品です。短納期なので夜遅くまで仕事をするのがあたりまえの該当する設計者も気の毒な気もしますが、コンプリートされていない図面が飛び交うと事態の収拾にかなりの時間を使ってしまいます。
また、金型を例にすると大手以外は、金型を熟知していなければ完成度の高い金型は創れないのが金型の図面だと思っているのは私だけではない筈。
時間はかかってしまいますが、関係する各部門と話し合ってみます。
>リピート品に関してはある程度進んでいます。
勢いで書き込みしました。ほとんどがスポット又は両者の間のような仕事なので冷静に判断すると、極一部のみ書面又は口頭での取り決めをしました。
回答(4)と同じ意見なのですが、幾何公差の追記依頼をした方が良いと
思います。
「幾何公差の無い状態」と何度かおしゃっていますが、
見方を変えれば、「幾何公差の記入が足らない状態」とも言えると思います。
つまり、本来、幾何公差が必要なのに、幾何公差が図面に示されていない。
ならば、幾何公差を追記してもらえれば、問題が解決するのでは?
業務上、追記依頼が難しいのかとも思われますが、いかがでしょうか?
お礼
2010/06/17 23:52
私の説明が悪く、要点を伝えられていませんでした。
申し訳ありません。
幾何公差を要求する作業は、少しの図面であれば可能だと思いますが量からいって不可能ですし、発注企業も要求通り取り合ってくれないのが現状です。
加工屋の立場で言わせてもらいますと、
1チャックで加工できる部分は同軸度は自然に出るとして、
問題になるのは段取り替えした場合かと思われます。
職人が加工するのであれば前工程の外径(または内径)で
芯出しして0.01~0.02以内にするのが常識だと思いますが
それ以上(またはそれ以下)の精度を要求する場合や量産品
であれば図面にきちんと幾何公差を追記すべきでしょう。
設計に幾何公差の追記を依頼したほうが解決が早いと
思います。
お礼
2010/06/17 23:48
私の説明が悪く、要点を伝えられていませんでした。
申し訳ありません。
幾何公差の要求する作業は、量からいって不可能です。
お礼
2010/06/18 00:03
私の説明が悪く、要点を伝えられていませんでした。
申し訳ありません。
幾何公差を要求する作業は、少しの図面であれば可能だと思いますが量からいって不可能ですし、発注企業も要求通り取り合ってくれないのが現状です。
参考に詳しく書き込みをしていただきありがとうございました。