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アンギュラのモーメント荷重とは何か?
2023/10/18 08:34
- アンギュラベアリングのモーメント荷重は、軸に対してどういった方向の力かを示す。
- ラジアル荷重は軸に対して直角の力、アキシアル荷重は水平の力として理解される。
- モーメント荷重について、背面組合せと正面組合せによって負荷能力が異なる。
アンギュラのモーメント荷重について
2010/03/04 13:48
組み合わせアンギュラベアリングのモーメント荷重とは軸に対してどういった方向の力のことでしょうか?
現在、背面組合わせの7202BDBの使用を考えていて(縦軸にて)、
NSKの説明書を見たところ、ラジアル荷重、アキシアル荷重、モーメント荷重の表記がありまして、こちらの過去ログを参考にした結果、
ラジアル荷重は軸に対して直角の力(回転中の軸の振れなど)
アキシアル荷重は軸に対して水平の力(軸の自重や軸の膨張などの伸び)
上記のように理解しています。
ですがモーメント荷重がいまいち具体的に理解できません。
背面組合せと正面組合せの違いでモーメント荷重負荷能力が変わってくる
みたいなのでどなたか教えていただけると助かります。
よろしく御願い致します。
質問者が選んだベストアンサー
判りきった事ですが、軸での/や\の倒れ(モーメント)荷重です。
深溝玉軸受を1個使用するのと、2個くっつけて使用するのとでは、軸の耐モーメント
荷重は異なります。(2個くっつけ仕様が大きくなります)
←L1→← L2 → L1;20[mm]
─ ─ L2;200[mm]
● ● ↓F F;50[N]
┌───────────────────┐
─┼───-────────-───────┼─
であれば、L1の両端に約 50[N]×200[mm]/20[mm]=500[N]の力が掛かります。
これが、1個仕様なら約1000[N]の力が掛かります。
(本来は、深溝玉軸受の構造上から1000[N]より大きな力が実質は掛かりますが…)
そのベアリング部が、ハの字風になったり、ソの字風になったりすると、脚立(きゃたつ)の
安定感に似て、モーメント荷重に対して安定感が異なります。
正面合せや背面合せが、ハの字風やソの字風であり、内輪と外輪と玉の接線と玉の中心を
線でつなげれば、その字になります。
以上の理由で、モーメント荷重の安定感が前述の如く異なるため、能力が変わります。
─ ─ ─ ─
/ \ ↑ \ / ↑
┌─────── ↓の荷重 ┌─────── ↓の荷重
─┼───-──── に強い ─┼───-──── に弱い
ハの字風 (強くみえる) ソの字風 (強くみえる)
正面合せや背面合せを上図のように描くと判り易いと思います。
以上を追記します。
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お礼
2010/03/08 11:37
ご返答ありがとうございます。
図や式付きで非常に解りやすかったです。