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2010/02/13 11:42
物理の問題なんですが。
URL先にある、ドラムローラ(FRD-1000)について、ローラ一個に働く荷重について、求めようとします。
ドラムを載せたと仮定します。
ドラム径900mm、質量350kg、接触角度40.54°
ローラ径100mm
w=350/4 × 1/cos40.54°=115.1kg
ローラ一個あたりでは、上記のような式で働く荷重を出していると聞いたのですが、上記の式になりません。
力の分解で考えてみたのですが、w=350/4 × sin40.54°=56.9になります。
説明不足ですが、よろしくお願いします。
どのような考え方をすれば、115.1kgと導くことができるか、教えてください。
支えるローラのピッチは、650mm
地面から、ローラの中心点までの、距離は、84.2mm
荷重の加わり方は、理解できました。
皆様、ありがとうございます。
ここで引き続き質問なんですが、ローラ一本に働く荷重が、115.1kgで、
ローラ一本あたりの耐荷重が300kgの場合、安全率を考慮する場合、どのように考えたらよいのですか。
安全率は、2.5ぐらいを考えているのですが。
よろしくお願いします。
http://www.rokkodengyo.co.jp/seihin/syohin00041.html
小生はエネルギー換算で、梃の原理や釘抜きの原理、シーソーの原理、楔力の原理を覚える
事にしています。
エネルギーは力×距離×時間ですが、時間は同じなので結局、力×距離となります。
シーソーの原理は、力(F1)×距離(L1)=力(F2)×距離(L2)です。
《F1とF2は重さでもあり、L1とL2は支点から荷重点までの距離》
が、基準点からの角度も同じなので、動いた距離は(L1×2)×π×角度/360°と
(L2×2)×π×角度/360°となり、L1:L2となり同じです。
楔力は、例えば5°のレ形の楔とすれば、F1×L1=F2×L2で、L2の動く量はL1のtan5°です。
摩擦の損失を考えなければ、F1×L1=F2×L1×tan5°となり、F2=F1÷tan5°=F1÷0.08749
=F1×11.4、11.4倍の楔力が出る計算になります。
さて、貴殿の仕様に移りますと、350kgをローラー4個で受けているので、1個当たりは、
350kg÷4=87.5kgの荷重がローラーに掛かります。
そして、接触角度40.54°なので、荷重が真下に働く力(↓)が87.5kg、真横に働く力(→)が
tan40.54°×87.5kg=74.84kgとなります。(円筒物同士の接触なので摩擦は考慮しない)
荷重で真下に働く力(↓)が87.5kg、真横に働く力(→)が74.84kgなので、その合力は、
√(87.5kg)^2+(74.84kg)^2=115.14kgとなります。
梃の原理や釘抜きの原理、シーソーの原理、楔力の原理等の分力計算は、sinやcosをいきなり
使用すると誤りの原因となります。
結局はtanですが、それを導く過程でsinやcosも使用して、何が基準か判らなくなり、
sinやcos、tanの使用方法が????になります。
因って、小生は前述の如く、エネルギーの観点から考察します。
また、他の計算にも応用できますし、覚える要素が少なくなる利点があるからです。
貴殿が提示のURL仕様では、円筒物を軸芯があるローラーで受けているので、摩擦損失が殆ど
なく、重量(350kg又は350kg/4)に対して、水平(円筒物から拡がる)方向にtan40.54°
分の分力が働きます。
これは、ローラーを受けている板が、穴でなく水平方向に長穴であれば、ローラーは拡がって
しまう事で判ると思います。
そして、接触角度40.54°と直行する斜め下側に、ローラー1個当たり約115kgの合力が働く
事になります。
以上を、付け加えます。
水平方向に分力が働く現象を身近で感じるのは、
氷の上やローラーコンベヤー等の摩擦係数が小さい(滑り易い)上で、人が又裂き状態で
立つと、体重で足が両側に開き、中々自分一人では閉じられなくなります。
通常の路面等でも同じですが、滑り易い処は顕著になるため、判り易いです。
(接触角=又裂き角度÷2)45°を超え90°に近付くと大きな水平力が掛かります。
又裂き角度が小さいと、簡単に足は閉じられますよね。
原理は同じです。
http://www.nmri.go.jp/eng/khirata/design/ch02/ch02_01.html
を確認下さい。
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350kg÷4は、鉛直下向きにかかる力です。
このほかに、2個のローラーを外側(水平方向)に押し開くような力が働きます。
鉛直方向と水平方向の力を合成した力がローラーに掛かる荷重ということでしょう。
力の分解の仕方に勘違いがあってのではありませんか。
2010/02/13 14:13
回答ありがとうございます。
参考資料をもとに、分解の仕方は、理解できました。
自分は、鉛直方向を基準として、分解をしていました。
http://www.max.hi-ho.ne.jp/lylle/vector5.html
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お礼
2010/02/16 08:46
親切に回答していただき、ありがとうございます。
ローラの荷重について、とても分かりやすかったと感じています。
原理については、シーソーについてしか、分かっていませんでした。
いきなり、脱線して申し訳ありませんが。
私は、設計の仕事を始めて一年なのですが、基礎部分をほとんど理解していません(例えば、表面仕上げなど)、聞くにも聞けず、なのでこれを機に、[後の先、アフターユーさん]が挙げてくれた、原理について、
少しずつ理解していこうと思います。